サービス名「BerryCast」の概要
クロロス株式会社は2026年1月に、イチゴ生育を予測する画期的なサービス「BerryCast」を提供開始します。このサービスは、2025年に株式会社ナイルワークスが開発したイチゴ生育予測ツールを元に、クロロスが機能を強化したものです。これにより、イチゴ生産者はより精度の高い収穫計画を立てることが可能になります。
「BerryCast」その特徴
「BerryCast」は、スマートフォンで撮影したイチゴ栽培の動画データを解析し、画像解析AIを使って果実の熟度を別々に認識し、カウントします。この分析により、今後の生育の予測を行います。具体的な機能は次の通りです:
- - スマートフォンで撮影した動画から自動的に熟度別に果数をカウント。
- - 温度条件に基づいて生育を予測(複数の温度シナリオ設定が可能)。
- - 日々の栽培管理や収穫計画、作業の企画立案を支援。
現在、ベータ版として「収穫量ピーク日の予測」機能を開発中で、2026年には実用化を目指しています。
導入事例と利用者の声
昨年、すでに「BerryCast」を利用した栽培現場からは高評価が寄せられています。あるイチゴ生産者は、「予測データを基に収穫日をスケジュールすることができ、収穫量の安定化と作業効率の向上を実現しました」と述べています。また、別の農家は「収穫ピークを予測できることで、より計画的な栽培が可能になることを期待しています」との声もありました。
モニターユーザーの募集
クロロスでは「収穫量ピーク日の予測」機能の精度向上を目指してモニターユーザーを募集しています。実際の収穫量データを提供してもらうことで、「BerryCast」の使用料が50%割引で利用可能です。対象はイチゴ栽培農家で、2026年シーズン中に利用できる内容です。
サービス提供時期と料金
「BerryCast」は2026年1月からサービスを開始し、料金プランは以下の通りです:
- - ライトプラン:月額4,000円(撮影・解析:月4回まで)
- - スタンダードプラン:月額18,000円(撮影・解析:月20回まで)
モニターユーザーは通常の料金の50%で提供されます。
提供背景
イチゴ栽培には気候の変動や生育のバラつきが伴い、収穫量や時期の予測が難しいという課題がありました。特に最近では人手不足や観光農園の運営において、収穫計画の精度が経営に与える影響が増大しています。クロロスは画像解析AIを駆使し、現場で実際に役立つツールの開発を目指しています。
クロロス株式会社について
クロロス株式会社は、植物に関するデジタル情報解析を目的としたシステムの企画、開発、販売、保守を行っています。「AI作物認識で作物の進化を支援する」ことをミッションに、作物の画像解析AIやセンシング技術を通じて、農業の発展と未来の食の安心を支えています。さらに詳しい情報は公式サイトをご覧ください。