新たな採用動向調査
2025-04-11 10:44:42

データサイエンティスト協会による新たな採用動向調査結果の公表

データサイエンティスト協会が示す採用ニーズの新たなトレンド



一般社団法人データサイエンティスト協会は、シンポジウムに参加した企業担当者を対象に、データサイエンティスト(DS)の採用に関する調査を実施し、その結果を公開しました。この調査は、データサイエンティスト市場における需要と供給のミスマッチを解消することを目的としており、企業におけるDSの在籍状況や欲しい人材像を探求するものです。

調査結果の概要


今回の調査では、企業が過去1年間に増やしたDSの数と、今後さらに増やしたいDSの数を比較しました。その結果、未来に対するDSの必要性が高まっていることが明らかになりました。特に、今後増やしたいDSに関しては、新卒採用が37%、中途採用が36%という数字で、企業が新しい人材を求めていることが強調されています。

また、現在在籍しているDSのスキルとしては、「データ活用を戦略的に考えられる人材」が58%、次いで「データ分析の理論に強い人材」が54%と報告されています。一方で、今後企業が求めるDS像は「統計やAIに詳しい人材」が63%、次いで「ビジネス課題を得意とする人材」が61%と、高い数字を示しました。このように、企業のニーズは進化しており、AIの専門知識やビジネス理解力が求められています。

専門部署と育成制度の整備


調査によると、企業の81%がデータサイエンスに関する専門部署を持っており、76%の企業が社内研修制度を整えています。また、56%の企業では社外資格取得支援制度も設けており、DSの育成環境が整備されていることが伺えます。さらに、38%の企業がDSに特別な呼称制度を導入しており、26%は特別採用枠を持っています。

調査の目的と意義


データサイエンティスト協会は、データサイエンティスト市場の需要と供給のミスマッチを解消することを主目的として調査を行っています。年々データ利活用が企業で進む中で、DSの必要性が高まっていることは間違いありません。この傾向を受け、適切な育成や採用が求められています。

調査を担当したデータサイエンティスト協会研究委員会の田村初氏は、今回の調査が2021年以来、実施されたことに触れ、特に生成AIの普及がDSの採用ニーズに大きな影響を与えていることを強調しました。AI関連の技術とビジネスアプリケーションの両方に精通した人材の重要性が高まっており、この点が企業側で注目されているという見解です。

まとめ


データサイエンティスト協会が今回実施した調査は、企業におけるDSの採用の側面を探る重要なものでした。企業のニーズは変化し続けており、特にAI技術を駆使できる人材の需要はますます増大しています。この調査結果を踏まえて、企業は今後の採用戦略を見直し、データサイエンティストに求められるスキルや知識を明確にすることが求められています。シンポジウムへの出席や調査結果の詳細については、公式ウェブサイトで確認できます。


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