竹久夢二の春を感じる企画展「春は空から」が開催！岡山の魅力

竹久夢二の魅力を体感できる企画展「春は空から」

岡山県の瀬戸内市に位置する夢二生家記念館と少年山荘では、2025年2月26日（水）から6月29日（日）にかけて、春の季節をテーマにした特別展示「春は空から」が開催されます。この企画展は、竹久夢二が生み出した春を感じる作品を通じて、彼の生い立ちや芸術に触れる貴重な機会となります。

夢二生家記念館での展示内容

夢二生家記念館では、春の到来を喜ぶ気持ちがあふれる詩や絵画が多数展示されます。ここでは、夢二がこども時代に過ごした部屋が公開され、彼の詩や雑誌『少女倶楽部』に掲載された春を感じさせる作品などが見どころです。特に注目なのは、夢二自らが描いた《牧場》。この作品は、日本画に西洋画の画題を取り入れた独特なスタイルで春の景色が表現されています。

また、特別展示として「桃の節句」や「端午の節句」にちなんだ作品も展示され、さらには竹久夢二の少年時代を感じることができる貴重な展示室も常設されています。このように、夢二の作品を通じてふるさとの春を感じられる一時が提供されます。

少年山荘での特別展示

次に、少年山荘では夢二のデザイナーとしての側面に焦点が当てられ、彼の音楽やデザインの世界を探求する展示が行われます。夢二の作品や音楽を組み合わせた情報展示は、来場者に彼の多才な才能を体感させてくれることでしょう。特に「婦人グラフ」や「セノオ楽譜」の展示では、夢二のデザインに触れながら、その音楽も聴くことができる、夢二の美術と音楽のコラボレーションを楽しめます。

イベント情報

企画展に併せて、様々なイベントも行われます。桃の節句に合わせて立雛を描いた《少年山荘図》が特別展示され、ひな人形の段飾りが訪れる人を迎えます。続いて、端午の節句にはこども予約の《日本男児》等が展示され、鯉のぼりや室内では懐かしい昔遊びを体験できるコーナーも用意されています。

さらに、特別ワークショップ「春をひとりじめ！夢二の花しおりをつくろう」では、夢二の作品にインスパイアされたしおりを制作する楽しい体験が待っています。参加者は夢二のデザインを用いて、自分だけのしおりを作成することができます。

魅力的な体験コーナーも

その他にも、夢二の「ことばみくじ」や「恋みくじ」は、彼の言葉やデザインを楽しむ素敵な体験です。「なりきり夢二フォトスポット」では、夢二風コスチュームを身にまとった写真を撮ることもでき、子供から大人まで楽しめるイベントが目白押しです。また、夢二の色を使った手紙作りも体験できる場が設けられています。

訪問情報

夢二生家記念館と少年山荘は、岡山県瀬戸内市邑久町本庄2000-1に位置し、開館時間は9:00から17:00（入館は16:30まで）です。月曜日は休館日ですが、祝日・振替休日の場合は翌日が休館となります。入館料は大人600円、中高大学生250円、小学生200円と非常にリーズナブルで、65歳以上の方には割引も用意されています。

この機会に、竹久夢二の可愛らしさと感性を通じて、春の訪れを共に楽しみませんか？