コベルコシステムとGSX、セキュリティ人材育成に向けた新たな一歩
コベルコシステム株式会社(以下、コベルコシステム)は、グローバルセキュリティエキスパート株式会社(以下、GSX)との連携により、セキュリティ人材育成に関する新たな取り組みを発表しました。これにより、サイバーセキュリティスキルの強化を図り、ますます重要性が高まるセキュリティ対応を充実させていきます。
セキュリティ人材育成の背景と策定
近年、サイバーセキュリティの環境は急速に進化しており、その要求は企業にとって無視できないものとなっています。コベルコシステムでは、これまでもセキュリティ専門のチームが存在していましたが、今後は全てのエンジニアがセキュリティの知識を持つことが求められるようになりました。そこで、同社は3ヵ年の人材育成計画を立案し、GSXが提供する「SecuriST」「EC-Council」の講座を導入することを決定しました。
この取り組みにより、約300名のエンジニアがセキュリティスキルを身に付け、より安全なシステム開発・運用サービスの提供が期待されます。
計画の具体的な内容
コベルコシステムが策定した人材育成計画では、職種や立場に応じて必要なセキュリティ教育プログラムを用意し、基礎から専門的な領域まで幅広くカバーされます。例えば、「ゼロトラストコーディネーター」や「脆弱性診断士」、「CND(認定ネットワークディフェンダー)」など、多彩な講座が提供されます。特に「脆弱性診断士」は、開発に携わるエンジニアの受講により、診断の内製化を進めることを目的としています。
さらに、コベルコシステムは、経済産業省の「情報セキュリティサービス基準審査登録制度」への認定を目指し、様々な診断サービスを展開する計画を進めています。
GSXの教育プログラムの魅力
GSXは、サイバーセキュリティ教育に特化した企業として、幅広い分野の講座を提供しています。今回の提携をきっかけに、コベルコシステムでは「セキュリティ人材向けラーニングパス」と「非セキュリティ人材向けラーニングパス」を併用し、成長を促進します。これにより、エンジニアは最新のセキュリティ脅威やハッキング手法、対応策などを学び、それに基づいた実践的なスキルを磨いていくことができます。
企業としての展望
コベルコシステムは、このセキュリティ人材育成の取り組みを通じて、顧客に対するサービスの質を向上させ、業界のニーズに応え続ける体制を整えていきます。その結果、より安心して利用できるシステム開発や運用サービスが実現されることでしょう。今後も、コベルコシステムとGSXの協力関係が進化していくことに期待が寄せられています。
この新たな育成計画が実現する未来に、私たちも注目していきたいと思います。