「ホテルシェルター」プロジェクトが始まります
安心して過ごせる場所が必要な方々に向けて、新たな形の宿泊サービス「ホテルシェルター」が始動します。このプロジェクトは、稼働率が低下しているホテルと、自宅以外に安全な住居が求められる方々を結びつけるものです。
サービス開始の背景
経済や社会の変化により、家庭内での居住環境に不安を覚えている人々が増えています。特に、スーパーや医療機関などで働くエッセンシャルワーカー、高齢者と同居している家族、精神的に家庭環境にストレスを感じている方々がその典型です。「ホテルシェルター」は、こうした人々に安全かつ快適な宿泊地を提供します。
宿泊施設の詳細
「ホテルシェルター」は、まず大阪の「HOTEL SHE, OSAKA」で2023年5月1日よりスタートします。ここでは、シェルターとしての宿泊を希望される方に向けて、1泊3,300円(税込)からの料金でサービスを提供します。2名利用の場合は4,400円(税込)から。最低7泊以上の利用が必要ですが、安心して過ごせる場を提供いたします。
さらには、5月8日からは「HOTEL SHE, KYOTO」でも同様に受け入れを開始し、予約を受け付けています。具体的な予約は、各ホテルの公式サイトにて行えます。
運用ガイドラインとゲストの協力
このプロジェクトは、感染症対策として感染症専門医の監修のもと運用されます。快適な宿泊を維持するため、厳守いただきたいガイドラインを策定し、ゲストの協力も求められています。具体的には、社会的距離の保持や非接触型の接客を基本としており、体調不良の場合にはオンライン診療が受けられる体制も整えています。
さらに、宿泊中は連泊を前提とし、客室への立ち入りを最小限に抑えるなど、感染予防策を徹底します。また、非常時には迅速に隔離措置を講じる準備も整っております。
事前申し込みの状況
プロジェクト開始に先立ち既に450名以上の個人と複数の法人から申し込みがあり、全国150以上のホテルが提携の意思を示しています。これらのデータは4月27日時点のものとなります。
協賛企業の募集
「ホテルシェルター」では、協賛してくださる企業やメディア、NPO、自治体を募集しています。具体的な情報は公式サイトにて随時更新されますので、興味のある方はぜひご確認ください。
今後の展望
今後数週間のうちに他のホテルにもこのシステムを拡大し、多地域での展開を目指しています。異なる地域での導入が完了した段階で、予約プラットフォームを正式に開始する予定です。この新しい宿泊体系が、地域社会に貢献することを願っています。今後とも「ホテルシェルター」にご注目ください。