データ活用の新たな一歩
株式会社primeNumberが新たに発表したエンタープライズ企業向けのデータ分析支援ソリューション「TROCCO Enterprise Offering」が、2025年5月1日から提供開始です。この新ソリューションは、クラウドETLサービス「TROCCO」を基盤にしており、特に大規模な組織のデータ活用ニーズに応えるために設計されています。
背景と課題
デジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中、企業はデータを最大限に活用しようとしています。しかし、エンタープライズ企業では、セキュリティ問題からクラウド利用が制限されたり、データのサイロ化が進行するなど、特有の課題が山積しています。これらのニーズに応えるため、primeNumberはデータ分析をサポートする「Self-Hosted Runner」を開発しました。この機能により、企業はオンプレミス環境やプライベートクラウド内で自社のデータを効果的に活用できるようになります。
提供される機能
「TROCCO Enterprise Offering」には、特に注目すべき機能がいくつかあります。まず、SAP ERP(SAP S/4HANA)との新たな連携が可能となり、企業の基幹システムからデータを容易に抽出できるようになりました。この機能を活用することで、企業は重要なデータを効率的に統合し、全社的なデータ活用を促進することができます。また、CDC(変更データキャプチャ)機能の強化により、データベースで発生した変更をリアルタイムに検知し、データウェアハウスに連携できます。
イベント出展
本ソリューションの発表に合わせて、primeNumberは4月23日から25日まで東京ビッグサイトで開催されるイベント「Japan DX Week」に初出展します。このイベントでは、TROCCOや新しい機能を展示し、来場者に向けて詳細な説明を行います。Japan DX Weekは、「AI・業務自動化」や「社内業務DX」など、さまざまなテーマで構成された日本最大級のDX総合展です。
まとめ
primeNumberの新たなデータ分析支援ソリューション「TROCCO Enterprise Offering」は、エンタープライズ企業の抱えるデータ活用の課題を解決するための強力なツールです。今後のデジタル化の進展に伴い、その重要性は一層高まることでしょう。安全で効率的なデータ運用を実現するための新機能が、企業に新たな価値を提供することが期待されます。