世界的発酵専門家リッチ・シー氏が愛知・半田に参画
愛知県半田市の酒蔵「伊東合資」では、世界的な発酵の専門書『KOJI ALCHEMY』の共著者であるリッチ・シー(Rich Shih)氏が新たに発酵ディレクターとしてチームに加わりました。彼が参加するのは、同施設内にある食の研究開発拠点「test kitchen gnaw」です。このプロジェクトは、発酵調味料の研究や商品開発を通じて、知多半島の食文化を新たに創造していく取り組みとなります。
リッチ・シーの背景
リッチ・シー氏は台湾系アメリカ人で、美味しい食べ物に強く惹かれ、さまざまな料理人やレストランとの出会いを通じて発酵や麹にのめり込みました。彼は現在、発酵技術において世界中のシェフや料理人を支援しており、麹を利用した独自の発酵技術の探求にも力を入れています。また、国際的なオンライン会議「Kojicon」の共同主催者としても活動し、麹文化の普及に貢献しています。彼が伊東合資に参加することになった理由の一つに、友人でありライバルでもある「test kitchen gnaw」のHead Chef、水野和也との長年の交流が挙げられます。
伊東合資のビジョン
伊東合資の代表、伊東優氏は「知多半島を世界の食の半島にする」という壮大なビジョンを掲げています。この地域は、発酵文化と醸造が深く根付いており、それを基盤に新たな食文化を育て上げることが求められています。リッチ・シー氏の豊かな発酵に関する知識と自由な発想が、この目標達成に向けて大いに役立つと期待されているのです。
リッチ・シーの役割
リッチ・シー氏は「test kitchen gnaw」で、以下の業務を担います。
- - 発酵に関する研究開発
- - 醸造蔵や種麹メーカーとの技術開発・商品開発
- - イベントやワークショップの企画
- - 海外の料理人や美食家向けプログラムの企画
これにより、地元の特産物を活かした革新的な商品や体験提供を目指します。
彼のコメント
「伊東合資のチームと共に、美味しい料理と飲み物を地域の皆様に届ける新たな挑戦を始めることに、非常にワクワクしています。伝統的な発酵技術と過去の知識を生かして、なじみのある味わいと新しい組み合わせを生み出していきます」とリッチ・シー氏は意気込みを語ります。
テストキッチンgnawの役割
この施設は、非公開の食の研究開発拠点であり、農業や畜産などと連携して、自然を豊かにするための持続可能な食文化を模索しています。水野和也を中心にしたチームが、新しい発酵技術を創り出し、地域に還元することを目指しています。
最後に
伊東合資は清酒「敷嶋」の製造元でもあり、知多半島の豊かな醸造文化を継承しながら、今後の食文化の発展に寄与していくことでしょう。2026年1月に行われるリブランディングを控え、新たな食の歴史を共に描くこの挑戦に期待が寄せられています。