理経とSynspective、PLM「Windchill」で衛星事業を加速
株式会社理経(東京都新宿区)は、株式会社Synspective(東京都江東区)において、PTCジャパンが提供する製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューション「Windchill」と3D CADソフトウェア「Creo」の導入を発表しました。これにより、Synspective社は製品ライフサイクル全体を効率的に管理し、設計・開発段階から製造基盤を強化することを目指します。
Synspective社の成長戦略
Synspective社は、合成開口レーダー(SAR)衛星の開発、製造、運用を行っています。現在、年間で12機の衛星を製造しており、今後もさらなる生産規模の拡大を計画しています。そこで、全体の製品ライフサイクルを俯瞰し、成長を見据えた製造基盤の強化が急務とされています。「Windchill」の導入により、衛星システムの設計情報を一元管理し、情報共有を円滑に行うことが可能になります。
「Windchill」と「Creo」の特長
Windchillの特徴
「Windchill」は、設計から製造、品質管理、サービスまで製品ライフサイクルをデジタルで一貫して繋げるソリューションです。特に、海外では宇宙や航空分野での利用実績が豊富で、高い信頼性と拡張性を誇ります。主な特長には以下が含まれます。
- - CAD/BOM(部品表)連携のワンシステム管理
- - 紙やExcel管理からの脱却
- - ノンプログラミングでの機能変更と拡張
- - 柔軟なライセンス形態
- - グローバルな製品開発・サポート体制
Creoの特徴
「Creo」は高品質な3D設計を実現するCADツールです。このソフトウェアは、設計から製造までを一貫して行うことを可能にし、設計時間と試作コストを大幅に削減します。主な特長は以下の通りです。
- - 設計〜製造まで一つのプラットフォームで完結
- - 設計変更時に関連データを自動一括更新
- - ジェネレーティブデザイン(AI設計)によるモデル自動生成
- - 直感的で使いやすい操作性
理経のサポート体制
理経は、Synspective社のニーズに寄り添ったシステム構築を行い、納入から保守サポートまで技術的なバックアップを提供します。40年以上にわたる衛星通信ビジネスでの経験を活かし、今後もデジタルエンジニアリング技術を駆使した支援を行っていく方針です。
Synspective社のビジョン
Synspective社は、小型SAR衛星を開発・運用し、地球観測データの販売や解析ソリューションを提供しています。また、2028年以降に30機以上の小型SAR衛星コンステレーションの構築を目指しています。「次世代の人々が地球を理解し、レジリエントな未来を実現するための新たなインフラをつくる」というミッションを持ち、自然災害や環境問題に対するリスク評価に貢献することを目指しています。
PTCジャパンの位置づけ
PTCジャパンは、米国PTCの日本法人としてPLMやCADなどのソフトウェアを提供しており、日本の製造業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。
理経の未来へのアプローチ
理経は、ITとエレクトロニクス業界において様々なソリューションを提供しており、顧客の業務効率化や収益改善に努めています。今後、Synspective社を含む多くの宇宙産業に対してさらなる技術的支援を行っていく予定です。