熊本発!ハイコムグループ、大阪泉佐野市にスマートファームを開設しサステナブル農業を推進
日本の農業を取り巻く環境は、高齢化による担い手不足や、気候変動による収穫量減少、そして物流コストの高騰など、多くの課題に直面しています。そうした中、熊本を拠点とする株式会社ハイコムは、新たな農業モデルとしてスマートファーム事業に参入し、その第一号工場を大阪府泉佐野市に開設しました。
都市型スマートファームが切り開く未来
ハイコムグループがスマートファーム事業に着手した背景には、深刻化する農業問題への対策と、2024年問題による輸送コスト高騰への対応があります。Alesca Lifeとの連携を通して、都市型スマートファームがこれらの課題解決に有効であると判断したのです。
泉佐野市を選定した理由として、近畿地方の中心部に位置し、広域への野菜供給拠点として最適である点が挙げられます。熊本から遠く離れた地での挑戦ではありますが、安心・安全な野菜の安定供給を目指し、新たな一歩を踏み出しました。
最新技術を駆使したスマートファーム
ハイコムスマートファーム泉佐野ファクトリーは、水耕栽培と人工光源を組み合わせた最新の技術を導入しています。これにより、気候変動の影響を受けずに、年間を通して安定した野菜生産を実現。さらに、都市部への立地により、輸送コストの削減にも成功しています。
現在、レタスなどの葉物野菜やエディブルフラワーの栽培を行い、スーパーマーケットやホームセンターへの供給を予定。工場見学通路も設置しており、地域の子どもたちへの食育活動にも積極的に取り組んでいく方針です。
関西国際空港から至近、アクセス抜群の立地
泉佐野ファクトリーは、関西国際空港から車でわずか12分、泉佐野ICからも車で4分というアクセス抜群の場所に位置しています。この立地は、物流効率の向上にも大きく貢献しています。
竣工式典と今後の展望
竣工式典には、関係者約30名が参列。Alesca Life創業者である小田剛氏からも祝辞が贈られ、盛況のうちに幕を閉じました。式典後には、工場で生産された新鮮なレタスを試食する機会も設けられました。
ハイコムグループは、スマートファーム事業を泉佐野にとどまらず、将来的には農業環境が厳しい地域への展開も視野に入れています。環境に配慮したサステナブルな農業を推進し、日本の農業の未来に貢献していくことを目指しています。
株式会社ハイコムについて
株式会社ハイコムは、熊本県熊本市に本社を置く企業です。通信事業、不動産事業に加え、今回紹介したスマートファーム事業を展開しています。1990年の設立以来、多角的な事業展開を通して、地域社会の発展に貢献し続けています。
会社概要
社名: 株式会社ハイコム
本社所在地: 熊本県熊本市中央区新屋敷1-14-35 クロススクエア熊本九品寺4F
代表取締役: 甲斐大童
事業内容: 通信事業、不動産事業、スマートファーム事業
設立: 1990年2月
HP: ハイコムスマートファームHP
ハイコムグループHP