宇宙×不動産の革新
2024-09-13 14:17:59

宇宙とAIの融合が不動産業界を変える!Penetratorへの出資が決定

宇宙とAIの融合が不動産業界を変える!



東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(以下、「東大IPC」)が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合(AOI1号ファンド)は、株式会社Penetrator(以下、「Penetrator」)に出資を決定しました。Penetratorは、宇宙から不動産業務の課題を解決することを目指すスタートアップであり、特に注目を集めています。

不動産仕入れの現状と課題



日本国内には約12万社の宅建業者が存在しており、その数はコンビニエンスストアの2倍にも上ります。しかし、不動産の仕入れ方法の多くはアナログな手法に依存しています。実際、全体の約70%が人脈を通じての紹介や依頼で成り立っており、これでは効率化が難しい状況です。

さらに、コロナ禍において不動産業界の仕組みが変わりつつあり、従来の対面でのやり取りがリモートで可能となるなど、新たな課題と機会によって業界は過渡期を迎えています。このような状況の中、Penetratorは不動産取引支援SaaS『WHERE』を開発し、業界の効率化を目指しています。『WHERE』は、衛星とAIを結びつけることで、ワンクリックで不動産所有者の情報を収集できる画期的なシステムです。

Penetratorのビジョン



PenetratorはJAXA発のスタートアップであり、代表の阿久津岳生氏は不動産業界において多くの企業を創業してきた経験を持っています。彼は『WHERE』というシステムを通じて、宇宙から地球の不動産取引を革新したいという強い想いを抱いています。アナログに頼ることなく、まるで宇宙から見守られているかのように、簡単に価値ある不動産を見つけ出すことを目指しています。

2023年7月にはベータ版がリリースされ、大手デベロッパーなどでもその利用が広がっています。9月には、より多くのフィードバックを反映した公式版が発表され、多機能化が進んでいます。

出資の背景と期待



東大IPCは、Penetratorのビジョンとチームに強く注目しています。特に、阿久津氏が他の不動産企業のCEOを歴任している点や、AIのスキルを持つ今川氏との協力により、彼らの事業は高い可能性を秘めていると評価されています。また、宇宙航空研究開発機構(JAXA)関連の専門家もこのチームに名を連ねており、そのバックグラウンドは大きな信頼を想起させます。

この出資は、Penetratorだけでなく、不動産業界全体に新たな風をもたらすと期待されています。投資後も、Penetratorの取り組みに対して継続的な支援が行われ、海外展開などさらなるビジネスの拡大が図られる見込みです。

代表コメント



阿久津氏は、「私たちのチームには『おっ!をつくる』というSpiritがあります。この『WHERE』を通じて、多くの『おっ!』を生み出していく所存です」と意気込みを語っています。

AOI1号ファンドの使命



AOI1号ファンドは、東京大学周辺におけるオープンイノベーション活動の推進を図り、新たなベンチャー企業の育成を目指しています。企業とアカデミアとの連携を通じて、新しい価値の創造に寄与することを目的としています。このような活動が、今後のイノベーションの促進につながることが期待されています。

Penetratorの今後の成長と、それに伴う不動産業界の大きな変革が楽しみです。


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会社情報

会社名
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
住所
東京都文京区本郷7-3-1東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
電話番号
03-3830-0200

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