リンパ浮腫向け機能シューズ
2025-01-27 17:34:36

リンパ浮腫患者向けに特許取得した機能性シューズの開発

リンパ浮腫患者向けに特許取得した機能性シューズの開発



医療機器の専門企業である三井メディカルジャパンが、特許を取得した新しいシューズの開発に成功しました。このシューズは、リンパ浮腫に悩む患者たちを考慮して設計されています。リンパ浮腫は、特にがん治療を受けた方などに多く見られる症状で、手足にむくみを引き起こし、日常生活に大きな影響を与えます。そのため、履きやすさや快適さを追求した設計が強く求められていました。この特許は2025年1月15日に取得され、今後の展開が注目されています。

リンパ浮腫患者が抱える課題


リンパ浮腫の症状は患者によって異なり、特に片方の足だけがむくむケースもあります。この場合、従来の靴では片方しか履けなくなったり、異なるサイズの靴を用意しなくてはなりませんでした。このような課題を解消するために開発されたのが、前開き式の機能性シューズです。これにより、さまざまな足の形状に対応し、快適なフィット感を実現することが可能になりました。さらに、むくみの変動にも対応できる設計が施されているため、足のサイズが変わっても安心して履くことができます。

シューズの特長


  • - 前開き式: 足が腫れても履きやすいデザインです。
  • - 快適性: 圧迫感を軽減し、痛みやしびれを和らげます。
  • - 機能性: むくみの変動に柔軟に対応できる設計が魅力です。
  • - ファッション性: 機能性だけではなく、おしゃれなデザインも評価されています。

特許について


この特許は、以下のように取得されています:
  • - 発明の名称: 履物
  • - 出願番号: 特願2024-550549
  • - 特許番号: 特許第7414694号
  • - 登録日: 令和6年1月7日
  • - 特許公報発行日: 令和6年1月16日

今後の展開


今後、三井メディカルジャパンは、リンパ浮腫患者の生活の質(QOL)を向上させるため、製品の研究開発を進めていく意向です。製品の完成にはまだ時間がかかるものの、この新しいシューズがどのように患者の生活に寄与するのか、期待が高まります。

開発者は誰?


三井メディカルジャパンの代表取締役である三井桂子氏は、さまざまな女性疾患の理解不足に危機感を抱き、製品開発に力を入れてきました。22歳で海外から戻った彼女は、妊娠出産を経て医療機器開発に携わり、2006年には現在の会社を設立。これまでに多くの医療機器を手掛けています。

監修医師の存在


また、製品開発には医療の専門家の監修が欠かせません。永尾光一医師が監修を担当し、患者に実用的な視点を提供しています。彼は東邦大学医学部の教授であり、形成外科や泌尿器科を専門としています。

商品の詳細と入手方法


新たなシューズの発売時期は現在調整中ですが、詳細が決まり次第、三井メディカルジャパンの公式ウェブサイトで告知されます。製品に関する問い合わせは、公式サイト(https://urogyne.jp/)を通じて受け付けています。

会社概要


三井メディカルジャパンの所在地は東京都中央区銀座にあります。会社は2006年に設立され、医療機器の研究、開発、製造を手掛けています。近年ますます注目されるリンパ浮腫に対する新しいアプローチを提供するこの企業から、今後も目が離せません。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

会社情報

会社名
株式会社三井メディカルジャパン
住所
東京都中央区銀座1-12-4N&E BLD 5F
電話番号
03-5319-2676

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。