株式会社ブロードバンドセキュリティ(BBSec)がSwift認定評価人資格を取得
株式会社ブロードバンドセキュリティ(以下、BBSec)が、コンサルタントの取得によりSwiftの認定評価人資格を得たことを発表しました。この資格取得によって、BBSecはCustomer Security Programme(CSP)に基づく独立したセキュリティ評価を提供できる体制を整えました。これにより、金融機関におけるセキュリティ評価の質がさらに向上することが期待されています。
Swiftとは?
Swift(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)は、国際間の金融メッセージングを担う世界的な標準化団体です。銀行が送金指示や残高照会を行う際に、標準化された安全なメッセージ形式を使用するための基盤を提供しています。Swiftを利用することで、金融機関同士は信頼性を持ってコミュニケーションを図ることができます。
認定評価人資格の意義
BBSecのコンサルタントがSwift認定評価人資格を取得することで、Swiftが定める顧客セキュリティ管理策フレームワーク(CSCF)に基づくセキュリティ評価が可能となります。この評価により、金融機関は年次でSwiftに求められるセキュリティ報告において、「Swift認定評価人による評価」を反映でき、透明性が向上し、監督当局やパートナーに対して信頼性を確保できるようになります。
BBSecのこれまでと今後のビジョン
BBSecは2020年9月に国内で初めてSwift CSP Assessment Providerに登録されて以来、金融機関向けの支援を続けてきました。国際的な安全基準の中で、金融機関のセキュリティに関する遵守状況の評価を強化していくことは、同社にとっても重要なステップです。
新たに設けられた認定評価人制度に基づく体制を整えることで、BBSecは金融業界のCSCFコントロール遵守状況の評価をさらに充実させていく方針です。この評価がもたらす知見は、BBSecの他のサービスにも活かされ、顧客に対する付加価値を高めることにつながることでしょう。
Vision2030と成長戦略
BBSecは「便利で安全なネットワーク社会の創造」を企業理念として掲げており、Vision2030を通じてその理念の実現を目指しています。今回の認定評価人資格の取得は、金融セクターの第三者評価の質を向上させ、顧客のレジリエンスを高める重要なステップです。
また、BBSecは成長戦略「Action 2024」を策定し、既存事業の拡大や人的資本への投資を推進しています。この取り組みにより、提供価値の向上と新たな収益機会の創出を目指します。
BBSecの企業プロフィール
BBSecは2000年に設立されたトータルセキュリティサービスプロバイダーであり、セキュリティ診断や事故対応から24時間・365日の運用サービスまで、幅広い分野でサービスを提供しています。
その技術力と経験、情報収集能力を活かし、「サプライチェーンを狙った攻撃」「社会インフラを狙った攻撃」「AI時代のセキュリティ」に顧客を守ることで、未来の安全なネットワーク社会の構築に貢献しています。