銀行アプリに関する実態調査、2026年版
2026年、株式会社アイリッジが実施した銀行アプリに関する調査結果が発表され、多くの興味深いデータが明らかになりました。この調査は全国の20〜69歳の男女を対象にし、特に注目されたのはAIに対する興味の高まりです。調査によると、56%の人々が「AIにお金を任せたい」と回答しており、これが現在の金融行動にどのような影響を及ぼすか注目されています。
アプリ利用率の上昇
調査からは、銀行口座の保有数が初めて「3口座」に移行したことがわかります。これは、既存の「2口座」が支持されていた状態に対して、利用者が新たに口座を開設していることを示しています。銀行アプリの利用率も約80%に達し、前回の調査結果よりも6ポイント増加しています。これは、メインの口座だけでなく、全ての口座でアプリを活用するという新たな利用スタイルへのシフトを示唆しています。
地方銀行の台頭
地方銀行アプリの利用率も顕著に上昇し、月1回以上利用している人の割合が前年比で10ポイント増加しました。この調査では、地方銀行が新規口座開設先としても上位に位置していることが明らかにされました。多くの人々がライフスタイルの変化を受け、居住地域の金融機関に対する親しみを持っていることがわかります。この傾向は、転居や転職、結婚といったライフイベントに巧みに関連付けられ、地域の銀行を選ぶ理由となっています。
投資機能への関心
直近の3か月で銀行アプリで初めて使用した機能では、「投資」が最も多く、約26%の利用者が新たに選択したことが示されています。新NISAの導入や金利上昇に伴って、資産運用に対する関心が高まっている影響でしょう。特に若年層では、アプリを通じた投資機能の利用が顕著で、銀行アプリが単なる「手続き窓口」から「資産形成の入口」へと変化しつつあることが明らかになっています。
AI活用への高い期待
調査によると、銀行アプリでのAI利用に対する期待も高まっています。「使ってみたい」「やや使ってみたい」と回答した人は56%に達しました。特に20代の利用意向は非常に高く、デジタルサービスへの期待を示すとともに、AIの活用が彼らの生活において重要な役割を果たすことが明らかです。
AIに相談したい内容は「投資・資産運用」が約40%を占めており、実際の運用行動もAIに委ねたいという意思が強く、これが今後のアプリ開発やサービス提供における重要な方向性となるでしょう。
まとめ
今回の調査は、銀行アプリが「残高確認や振込手続きをするツール」から、生活者のお金に関する意思決定を支える「プラットフォーム」へ変化していることを示しています。複数の金融機関を目的別に使い分ける傾向が強まり、AIを活用した資産運用への関心が高まる中で、銀行アプリの今後の進化が期待されます。アイリッジは、今後もデジタルチャネルの利用促進を支援し、顧客のニーズに応えるアプリマーケティングサービスの提供に注力していくことでしょう。