地域活性化を目指して
2023年10月31日、香川県高松市に本社を置くプロバスケットボールチーム「香川ファイブアローズ」と学校法人穴吹学園が、地域社会の活性化及び人材育成を目的とした包括提携協定を締結しました。これにより、両者は教育、研究、スポーツ、地域創生などの分野で協働し、知的および物的資源を相互に活用することを目指しています。
調印式の詳細
この包括提携に関する調印式は、せとうち観光専門職短期大学で午前11時から行われ、株式会社ファイブアローズの代表取締役社長、生岡直人氏と、学校法人穴吹学園の副理事長、池田耕士氏が出席しました。この意義ある協定は、両者の強みを生かし、地域の発展に寄与することが期待されています。
提携による協力内容
提携の具体的な協力内容として、以下のような項目が掲げられています。
- - 業務運営と教育: たとえば、試合への観客動員に向けた企画や情報発信業務を行い、また、試合会場での特別なサービスを提供します。これには、健康に関する測定や指導、さらには缶バッジなどのグッズ製作体験も含まれます。
- - デザイン支援: 両者は映像作品や印刷物のデザインについても協力し、各種広報物の制作支援を行う予定です。
- - アスレチックデータの活用: 専門学校穴吹リハビリテーションカレッジに設置された「アローズラボ」を活用し、選手のアスレチックデータを測定し、それに基づくコンディショニングの支援や測定データを教育に活用することも重要な活動の一環です。
- - トレーニング支援: 香川ファイブアローズに所属する選手のトレーニング業務のサポートも行われ、選手たちの成長を助ける仕組みも整えられています。
人材交流の重要性
この提携では、両者の専門知識やノウハウを共有し、効果的な人材交流を実現させることも大切です。これにより、相互の発展を促進し、地域全体のレベルを向上させることができるでしょう。地域のスポーツ文化を支える取り組みは、地域の活性化にとどまらず、温かいコミュニティづくりにもつながります。
結論
株式会社ファイブアローズと学校法人穴吹学園の今回の提携は、両者にとってWin-Winな関係を築くための第一歩であり、地域社会へも大きな貢献を果たすことでしょう。地域の未来を見据えたこの取り組みは、今後の展開にも注目が集まりそうです。地域を支える人材育成と競技力向上が同時に進行することで、香川県が更に力強く成長していくことが期待されます。