メタバースでの新たなリサーチ手法「chot-chat」
株式会社Vは、博報堂との共同で、メタバース空間での生活者からのリアルな声を直接収集できるリサーチソリューション「chot-chat」を導入しました。この新しい取り組みは、メタバースの活用が進む中で、生活者のニーズや意見をいかにタイムリーに理解するかという課題に応えるものです。
開発の背景
メタバースは、近年、コミュニティや創作活動の場として広がりを見せています。特に、2026年2月には日本がVRChat内で37%の訪問者シェアを占めており、現在も多くのユーザーが活発に活動しています。このような状況の中で、生活者のリアルな声を反映させたマーケティング戦略が求められています。
しかし、従来のリサーチ手法では、深いコミュニティ内の意見を集約するのは容易ではありません。そこで、メタバース生活者ラボとの連携を通じて、生活者の声を手軽に取得する新たな手法が必要とされました。
「chot-chat」の特徴
1.
直接的なアクセス
メタバース内で生活する人々からの声を、直接収集できる仕組みを確立。
2.
高回収率と質の向上
空間に適応したインターフェースを使用し、心理的な障壁を下げることで、回答率と回答質を向上させることが可能です。
3.
多様な活用可能性
メタバース内での施策検証にとどまらず、消費動向や新しいサービスの開発に役立つ知見を得ることができます。
プレ調査結果
「chot-chat」の利用を開始する前に、VRChatで「年末の過ごし方」に関するアンケートが実施され、2635人の回答が集まりました。この結果から、多くのメタバース生活者が友人たちと年越しを楽しむ様子が伺え、ポジティブな言葉に対する共感も多く見受けられました。
今後の展望
今後は、VRChatに限らず国内外の主要メタバースプラットフォームに拡大し、より幅広い文化圏から生活者のインサイトを集めていく計画です。デジタル社会の未来を切り開くため、コミュニティの中に埋もれる生活者の意見を重要な資源とし、社会に還元する努力が進められます。
企業の役割
株式会社Vはメタバースにおいて、コミュニティの運営とリサーチを通じて、デジタルとフィジカルの境界をなくし、生活者が求める未来の価値を調査し続けます。メタバース空間での生活者のニーズを敏感にキャッチし、企業が抱えるマーケティングの課題を解決するために、新たなパートナーシップを求めています。
結論
「chot-chat」は、メタバース生活者のリアルな声を生かした新たなマーケティングの可能性を広げるソリューションです。この新しい形のリサーチによって、デジタル社会の進化に貢献し、より良い未来の社会を生成することが期待されます。