北海道のホテル運営が進化!現場DXサービスKANNAの導入
北海道で複数のホテルを運営するケン・ホテルマネジメントキャビン北海道が、株式会社アルダグラムの現場DXサービス「KANNA」を導入したことが明らかになりました。これにより、業務の効率化が図られ、特にバックヤード業務のスピードと質が向上しています。
KANNA導入の背景
ケン・ホテルマネジメントキャビン北海道は、数多くのホテル施設を管理している中で、日常的に設備の不具合が報告されるという課題を抱えていました。従来の方法では、電話やメールでのコミュニケーションが主流で、緊急以外の不具合報告は「不具合報告書」を提出するシステムでした。しかし、担当者の変更なども影響し、報告書のフォーマットが統一されず、本部が必要とする情報が欠けてしまうことが頻繁に起こっていました。
このような状況では、各施設との情報交換に多くの時間を要し、時には数週間を要することもありました。さらに、設備員は不具合を撮影してPCに取り込むべく事務所に戻り、Excelにデータを貼り付けて送付するという手間が生じていました。このような非効率な運用は、業務の質を落とし、バックヤード業務に十分なリソースを割けない状態を生んでいました。
KANNAの導入理由
こうした課題を受けて、ケン・ホテルマネジメントキャビン北海道は現場で利用可能なシンプルなツールを求めていました。そこで選ばれたのがKANNAです。導入の決め手は、ITに不慣れなスタッフでも扱いやすく、スマートフォンで「写真を撮って必要事項を入力するだけ」で本部に報告が完了するという直感的な操作性です。このアプリの設計は、多くの現場スタッフにとって使いやすく、ストレスフリーな環境を提供します。
また、KANNAでは報告書のフォーマットを自社の業務フローに沿って柔軟に設定できるため、業務に必要な情報を適切に整理することが可能になりました。このことが、導入決定の重要なポイントとなったのです。
導入後の効果
KANNAを導入した結果、現場スタッフは不具合を見つけたその場でスマートフォンから報告できるようになり、従来のような事務作業が不要になりました。本部もリアルタイムで情報を把握できるようになり、設備の修繕判断もスピーディーに行えるようになりました。事務担当者は、現場から届く情報と画像をもとに、迅速に修繕報告書を作成する体制が整いました。
これまでかかっていた親会社への工事費用請求書作成に必要なリードタイムも大幅に短縮され、経理処理もスムーズになったといいます。フォーマットの統一により、新任スタッフでも質の高い報告ができるようになり、情報の共有精度が大きく向上しました。やがて、バックヤード業務の属人化も解消され、チーム全体の業務効率が改善されるに至りました。
KANNAについて
KANNAは、ノンデスクワークの現場に特化した生産性向上ツールです。事務作業や移動時間、コミュニケーションの手間を最小限に抑え、業務効率を最大化することを目的としています。Appストアでは評価が4.3点(5点満点)と高評価を受けており、多くのユーザーに選ばれています。
総じて、KANNAの導入によって、ケン・ホテルマネジメントキャビン北海道は業務のデジタル化と効率化を実現し、今後の成長が期待されるでしょう。これにより、より高品質なサービス提供が可能になることでしょう。