OFF Line社がリリースしたBLE技術活用アプリ「AirTalk」

OFF Line社が「AirTalk」を発表

OFF Line株式会社は、世界初のBluetooth Low Energy（BLE）技術を活用し、近距離でのコミュニケーションを実現するスマホアプリ「AirTalk」をリリースしました。このアプリは、インターネット接続を必要とせず、災害時や混雑した場所でも活用できることを目指しています。

AirTalkの特長

「AirTalk」は、自社開発のAirBeaconテクノロジーを採用し、最大200mの範囲内で通信が可能です。これにより、ユーザー同士が約1秒以内でメッセージの送受信を行うことができます。このスピードは、類似のアプリの約10倍です。

特に、災害時には電話やインターネットが機能しなくなることが多いですが、AirTalkを使用することで、周囲200m以内の人々に助けを求めるメッセージを送ることが可能です。

安全性と使いやすさ

「AirTalk」には、三重のセキュリティ機能が仕込まれています。ユーザーの端末IDが5分ごとに自動で変更され、メッセージの送受信時には暗号化が行われ to ensure the safety of communication. これにより、プライバシーが保護されるだけでなく、成りすましを防ぐことも可能です。

今後の展望

OFF Line社は自身が運営する写真SNSメディア「フォト蔵」と連携し、AirTalk機能を搭載したアプリの開発も進めています。これにより、フォト蔵の会員に新しいコミュニケーションツールを提供し、震災発生時の活用を促進する計画です。

また、次々に新しい言語版も提供予定で、国際市場への進出も視野に入れています。すでに日本語、英語に加え、中国語、フランス語、ポルトガル語版が完成しています。

「AirTalk」は、イベントやテーマパークでの双方向コミュニケーションのツール、店舗でのプッシュ情報提供、そして広告配信のためのシステムとしても利用されることが期待されています。

Bluetooth Low Energyの特徴

Bluetooth Low Energy（BLE）は、低消費電力でのデータ通信を可能にする技術です。特に、バッテリーを長持ちさせる点が大きな利点で、航空機のコントローラーやウェアラブルデバイスでも利用されています。この技術を活かすことで、AirTalkはリアルタイムでの情報共有やコミュニケーションを可能にします。