デジタル庁、マーソ株式会社に公的個人認証サービスの認定を取得
2024年9月27日、デジタル庁はマーソ株式会社に対し、公的個人認証サービスの利用に関する主務大臣の認定を行いました。この認定は、電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律に基づき、民間事業者が必要な基準を満たしていると判断された結果です。
公的個人認証サービスとは
公的個人認証サービスは、マイナンバーカードに格納された電子証明書を用いて、本人確認や電子申請を安全に実施できるサービスです。この制度は、偽装や情報改ざん、送信否認の防止を目的としており、公共性が高いとされています。
現段階で、これまでに21社が主務大臣からの認定を受けており、マーソ株式会社もその一員となりました。これにより、同社は公的個人認証サービスを用いた各種サービスを展開することが可能になります。
マーソ株式会社の取り組み
マーソ株式会社は、専門的な医療サービスの提供を行う企業です。具体的には、同社は人間ドックや健診予約サイトを運営し、医療機関および行政機関向けにバーティカルSaaSを提供しています。これらのサービスは、マイナンバーカードを活用し、セキュリティを強化するための確実なJPKIを実現しています。
この認定により、マーソ株式会社は、自社のサービスにおいて公的個人認証サービスを安全に利用することができ、顧客に対してより安全で安心なサービスを提供できるようになります。デジタル庁は、今後も民間企業による公的個人認証サービスの活用を促進し、デジタル社会のインフラを整備していく方針です。
デジタル社会の未来へ
デジタル庁は、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進を目的とし、官民を通じたデジタル基盤の構築を進めています。公的個人認証サービスの認定は、その一環として位置付けられており、安全性の向上や利便性の向上を目指し続けています。特に、今後のデジタル社会においては、個人情報の安全な管理が重要となるため、以下の点が強調されています。
- - セキュリティの向上:ユーザーの個人情報を守るため、更なる安全対策が求められます。
- - アクセスのしやすさ:本サービスの普及により、利用者が簡単に本人確認を行えるようになることが期待されます。
- - 信頼性の確保:不正利用を防ぐための厳しい基準が肝要です。
これらの施策を進めることで、デジタル庁はより良いデジタル社会の実現を目指していくとしています。マーソ株式会社の認定は、その未来志向の取り組みの一環といえるでしょう。
今後の展開が注目される公的個人認証サービス。マーソ株式会社のサービスが、実際にどのように活用されるのか、期待が高まります。