歴史作家・童門冬二の集大成『小説 日蓮』がついに発刊!
2024年10月3日、歴史小説界の巨星である童門冬二による『小説 日蓮』が、株式会社Gakkenから発売されます。この書は、彼が10年の歳月をかけて構想したライフワークの完結篇で、日蓮の生涯を描いた大作です。
日蓮と蒙古襲来
本書では、1274年に起こった蒙古襲来からちょうど750年の節目に日蓮の生涯が再評価されます。日蓮は、日本仏教の最大宗派の開祖であり、彼が残した言葉や教えは、今なお人々の心に深く響いています。特に、法華経を唯一の経典とする姿勢は、多くの人々に希望を与えてきました。
この作品の魅力の一つは、日蓮が生きた時代と現代の日本との相似性にあります。童門冬二自身も、「現代の日本が直面している国家的・国民的危機に、日蓮ならどう立ち向かっただろうか」と問いかけています。歴史を学ぶことで、私たちはただ過去を振り返るのではなく、未来に向けた指針を得ることができるのです。
童門冬二とは
童門冬二は1927年生まれで、現在96歳。彼は都庁職員としてのキャリアを持ちながら、1960年に発表した『暗い川が手を叩く』で芥川賞候補となりました。その後も、歴史作品に力を入れ、『小説上杉鷹山』や他の数多くのベストセラーを生み出しています。その深い知識と洞察力が光る作品群は、歴史好きにはたまらないものです。1999年には、勲三等瑞宝章を受賞し、日本の文化に多大な貢献を果たしています。
書籍の詳細
『小説 日蓮』は、四六判520ページの大作で、電子版も同時にリリースされます。定価は3,080円(税込)で、書籍の詳細や購入は
こちらのリンクからご確認いただけます。また、楽天ブックスやセブンネットでも取り扱いがあります。
特に注目すべきは、ブックデザインを手掛けた芦澤泰偉氏による装幀で、古き良き日本の美を感じさせます。この作品を通じて、日蓮の教えとその影響力を深く体験することができるでしょう。
結論
童門冬二の『小説 日蓮』は、単なる歴史小説に留まらず、私たちに現代の課題や日本の将来について考えさせる力を持っています。彼の10年にわたる思索の成果を、ぜひ多くの人に手に取っていただきたいと思います。