副業の現状
最近の働き方改革の潮流に乗り、副業が若手ビジネスマンの間で注目を集めています。新R25総研と共同で実施した調査によると、20代特にR25世代のビジネスマンの多くが副業に取り組んでいることが明らかになりました。副業はもはやお金を稼ぐ手段に留まらず、成長やスキルアップを図る重要な選択肢として位置付けられています。
調査結果の要点
調査結果の要点は以下の通りです。
- - 副業を行っているR25世代の約50%が「成長・スキルアップ」を目的に副業を始めたと回答。
- - 副業開始後のネガティブな影響は全体の1割以下。
- - 副業をしている人の25%が「本業にやりがいを感じている」と回答、一方で、副業をしていない人は10%のみ。
- - 副業を行っている人の51%が本業の給料に対して「満足している」と回答。
副業を始めた目的
副業を始める理由として最も多かったのは「収入アップ」で56%となりました。一方で、同じく多いのは「成長・スキルアップ」の目的で、50%がこの理由を挙げています。興味深いことに、約30%は「好きなことをやりたい」との回答もあり、副業は「本業ではできない経験を積む場」として重視されていることが分かります。
副業後の変化
副業を始めた後の変化について尋ねると、「新しい知見やスキル、経験が得られた」というポジティブな回答が目立ちました。また、9%が「本業の帰属意識が低くなった」とした一方で、3%のみが「本業がおろそかになった」と回答しました。
副業をしている人の特徴
副業をしている人とそうでない人を比較すると、やりがいを感じているのは副業をしている人が多いという結果が出ました。また、副業をしている人の51%が本業の給料に満足しているのに対し、副業をしていない人は46%の満足度です。これにより、本業に不満があるから副業をしているのではないことが伺えます。
スキルアップへの意欲
自己投資に関しても、副業をしている人は65%が「自己投資をしている」と回答したのに対し、副業をしていない人は29%。成長意欲が高く、自己投資にお金をかける人は副業にも積極的であることが分かります。
副業環境の実態
副業をしている人の中で、約半数が「会社から副業を認められている」と考えています。また、副業をする際の申請フローを知っている人は過半数にのぼりますが、実際にそれを行動に移しているのは30%程度です。これは、社内での副業に関する認知度が不足していることを示唆しています。
今後の副業意向
調査の最後では、99%の人が「今後も副業を続けていきたい」との回答がありました。ここから見えるのは、副業が単なるお小遣い稼ぎではなく、長期的なライフワークとして捉えられていることです。これらの結果は、副業の意義や役割が単なる経済的理由だけではないことを示しています。
まとめ
今回の調査を通じて、副業は成長やスキルアップの重要な手段として利用されていることが浮かび上がりました。また、副業をしている人の方が本業にやりがいを感じやすく、自己投資にも積極的であることが確認されました。この傾向は、今後の働き方改革においても一層の注目を集めることでしょう。
調査概要
- - 調査主体:株式会社Cyber Now&株式会社ドゥーファ
- - 調査対象:従業員数1,000名以上の企業に勤める25〜30歳の会社員
- - サンプル数:200人(副業をしている人100人/副業をしていない人100人)
- - 調査手法:インターネット調査
- - 調査実施時期:2019年4月19日~21日
株式会社ドゥーファについて
副業募集プラットフォーム「Kasooku」を通じて、有意義な時間を創出することを目指します。詳細は公式サイトをご覧ください。