ヤンマーホールディングス、Workday導入で人材管理を進化させる

ヤンマーホールディングスの新たな挑戦

大阪を拠点とするヤンマーホールディングス株式会社は、創業112年を迎える中、持続可能な社会の実現を目指しています。そのための中心的価値は「人」であり、社員の成長やチャレンジを支援する姿勢が重要視されています。この理念のもと、同社は「HANASAKA (ハナサカ) 」という価値観を掲げ、人材育成やさまざまな取り組みを通じて社員の可能性を引き出す活動を推進しています。

グローバルタレントマネジメントの強化

今回、ヤンマーホールディングスは、ワークデイ株式会社および日本アイ・ビー・エム株式会社の協力により、「Workday ヒューマンキャピタルマネジメント (Workday HCM) 」のパイロット運用を始めたことを発表しました。このシステムは、国内外で115社の拠点を持ち、全体で21,553人の社員を把握する上で重要な役割を果たすと期待されています。特に、全社員の人材情報を一元的に集約・蓄積するための新たなグローバル人事システムの構築を目指しています。

Workday HCMの選定理由

ヤンマーホールディングスは、Workday HCMを選んだ理由はいくつかあります。それは、グローバルなグループ全体で人材情報を一元管理するのに適したアーキテクチャを持ち、世界の多くの企業で導入されている実績が豊富であることです。また、システムの操作性が高く、社員が気軽に活用できるため、日々の業務にも適している点が挙げられます。これにより、効率的な人事管理が可能となり、社員のやりがいや成長支援をさらに強化できるとしています。

効率的な人事管理の実現

Workday HCMを利用することで、ヤンマーホールディングスは最新の人材情報を見える化し、キャリア開発、研修管理、評価、後継者管理といった一連の人事管理業務の効率化を図ります。さらに、自律的なキャリア形成支援や人事向けの人材ポートフォリオの可視化の提供により、各ステークホルダーのパフォーマンスを最大限引き出すことを目指します。

今後の展開と期待

今後、ヤンマーホールディングスはこのグローバル人事システムの基盤を全社員に展開していく予定です。2025年4月からは国内及び一部の海外子会社に本格運用を開始し、その後グローバルな拠点へと順次展開していく計画です。この取り組みによって、同社の人事制度やシステムの改定が進められ、社員の体験向上が期待されています。