渋谷のブロックチェーン・分散システムに特化したコミュニティスペース「Centrum」は、2025年7月末での運営終了を発表しました。開設以来、国内外のweb3企業や開発者、研究者、起業家團体が集い、さまざまなイベントや活動が行われてきた「Centrum」。多くの出会いや共創が生まれてきたこの場所が終わるというのは、非常に感慨深いものです。
Centrumについて
「Centrum」は2023年にオープンし、渋谷という文化的な資産に恵まれた地で、ブロックチェーン・分散システム関連の活動を推進してきました。月間約500名が訪れ、総来館者数は1.1万人を越える実績を持つこのスペースは、多様なイベントを通じて参加者同士の交流促進を図ってきました。その中で、ビットコインやEthereum、Solana等のプロジェクトに関する深い知識と技術理解を促進する機会としても機能していました。
最後のイベント「Centrum Thank You Week」
運営終了の前に、「Centrum Thank You Week」が2025年7月14日から27日まで開催されます。このウィークでは、これまで行ってきたweb3プロジェクトによるコミュニティイベントが集積されるほか、「Centrum Coffee Chat」や「Centrum Closing Party」などの特別イベントも実施される予定です。また、Centrumの軌跡を記念したメモリアルNFTの販売も行われます。これらのイベントに参加することで、Centrumで培ったコミュニティの感謝の気持ちを共有できる貴重な機会となるでしょう。
次なる展開
「Centrum」のリアルスペースの運営は終了しますが、これは決してプロジェクトの終わりではありません。今後もweb3イベントの継続と拡張を目指し、渋谷を拠点とした新たな「家」の創出に挑戦していく方針です。ブロックチェーン・分散システムの思想を支えるプロダクト開発者や研究者が共に暮らし、学ぶことができる実験的な空間を設立予定であり、新しい創造を目指して活動を続けていく姿勢が見えます。
これからの「Centrum」は、ブロックチェーンや分散技術を重要な社会基盤として位置づけ、人と人、技術と場との関係を深める取り組みを続けていく意向を示しています。渋谷のリアルスペースとしての役割は一旦終わるものの、Centrumのビジョンは変わることなく、さらに新しい展開へと進むことが期待されます。
最後に
これまで「Centrum」に関わってきた多くの人々への感謝の意を表し、また新たな展望を持つ「Centrum」に今後も注目していきたいと思います。詳細な情報は、Centrumの公式ウェブサイトやイベントカレンダーを通じて随時配信される予定です。共同運営するサンフロンティア不動産株式会社とモノバンドル株式会社の今後の事業展開にも期待が高まります。