秋田県男鹿市とタイミーが連携協定を締結し新たな労働市場を創造

秋田県男鹿市とタイミーが結ぶ包括連携協定

2023年10月、スキマバイトサービスを展開する株式会社タイミーが、秋田県男鹿市と包括連携協定を結びました。この連携は、タイミーによる新しい働き方の提案と、男鹿市の地域課題を解決するための重要なステップとなります。

男鹿市は、その自然の美しさやユネスコ無形文化遺産「男鹿のナマハゲ」を有し、豊かな海の幸や農産物でも知られています。しかしながら、都市化や少子高齢化が進行する中で、男鹿市の人口は年々減少傾向にあり、2025年時点では約23,000人にまで減る見込みです。

この人口の減少は地域産業に直接的な影響を与えており、観光や農林漁業、商工業などが活性化を求められています。タイミーと男鹿市の新たな連携協定は、地域の潜在労働力を喚起しつつ、事業者と新たな働き手を結びつけることを目指します。

取り組みの内容

本協定のもと、タイミーは男鹿市内の事業者に向けて、スポットワークサービス「タイミー」の説明会を開催します。この取り組みは、特に女性やシニア層、副業希望者など、これまでの労働市場に取り残されていた層をターゲットにしており、働き方の選択肢を広げることを目的にしています。

具体的には、好みの時間と場所で働けるフレキシブルな働き方を通じて、地域経済の活性化を促進し、労働力不足の解消を図る取り組みです。特に、最近回復基調にある観光需要を受けて、市内の宿泊業者などもタイミーのサービスを活用し、人手を確保する施策を導入しています。

県内初の試み

男鹿市との連携は、秋田県内の自治体との初の試みであり、全国で28道府県、56自治体と連携を結んでいるタイミーにとっても、新たな市場開拓の可能性を持つ重要な一歩です。この協定により、男鹿市の地域課題解決に向けた更なる取り組みが期待されています。

東京都港区に本社を持つタイミーは、2017年に設立され、「はたらく」ことで人生の選択肢を広げることをミッションに掲げています。これからもコミュニティとの連携を通じて、地域経済の活性化に寄与することに取り組む姿勢を持ち続けることでしょう。