豊田通商、テックタッチ導入で業務効率化
豊田通商株式会社がデジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」を社内システムに導入したことを発表しました。この取り組みは、従業員の業務満足度を向上させることを目標としており、経費精算や人事評価など複数のシステムに適用されます。
導入の背景
豊田通商は、リーンな経営体制の構築と顧客への提供価値の変革に取り組んでいます。これに合わせ、「Fit to Standard」の原則に基づいたグローバルプラットフォームを利用しています。しかし、既存の経費精算システムにおいては、従業員がマニュアルを利用して操作を習熟する上で課題が生じていました。具体的には、操作にかかる時間の短縮や、精算内容の正確性が求められていました。
テックタッチは、操作画面上にリアルタイムで表示されるガイドにより、従業員の操作をサポートし、満足度の向上に寄与。そして、必要なサポートも的確に提供されるため、導入に至ったのです。
導入されたシステム
特に、出張や経費の管理に利用されるクラウドサービス「SAP Concur®」において、その導入効果が評価されています。その後も電子帳票閲覧システム「SPAIS」や出退勤管理システム「TIME-3X」、タレントマネジメントシステム「SAP SuccessFactors®」など、豊田通商の業務支援システムに「テックタッチ」が採用されています。
組織の声
豊田通商のIT戦略部中川敦様は、テックタッチ導入後のシステムにより、申請文書の作成工数と承認工数が大幅に削減される効果を実感しています。また、緊急時の情報がシステムにログインすることでポップアップ表示され、的確でタイムリーな情報提供が可能になったと話しています。従来のシステムに比べ、費用削減にも成功し、迅速な対応が実現しました。
開発面でも、プログラム開発の経験がない人でも短時間の講習(動画受講)を受けることで容易にシステム作成が行えると中川様は述べています。直感的な操作方法によりユーザー視点でのガイドを簡単に作成することができます。
今後の展望
テックタッチ社の継続的なサポートもあり、導入前後を問わず効果的なフォローが行われています。今後、豊田通商ではさらにユーザーにとって難易度の高いシステムや、日常業務で利用されるシステムにテックタッチの導入拡充を計画しています。これにより、さらなる業務の効率化と従業員満足度の向上を目指しています。
会社概要
豊田通商株式会社は1948年に設立され、トヨタグループの総合商社として国内外で幅広いビジネスを展開しています。約130カ国に及ぶグローバルネットワークを有し、多角的なサービスを提供しています。デジタルアダプションプラットフォーム「テックタッチ」は、600万人以上のユーザーに利用され、数多の受賞歴を持つ優れたサービスです。今後も、業界のデジタルトランスフォーメーションを支援し続けるでしょう。