黒川温泉 湯あかりとは
熊本県の美しい自然に抱かれた黒川温泉で、この冬も恒例の「湯あかり」ライトアップイベントが実施されます。本イベントは、2012年から始まり、今年で13回目を迎えます。約300個の球体状「鞠灯篭」と筒状の「筒灯篭」を使用し、自然の景観に溶け込むように配置されています。毎晩17時半から21時半の間、まるで夢の中にいるかのような幻想的な光景が広がります。
期間限定の湯あかり横丁
特に注目すべきは、今年新たにオープンする「湯あかり横丁」です。この期間限定のイベントは、12月20日から12月26日まで行われ、温泉街一帯の店舗や空間を活用して100個の赤提灯が灯されます。参加する10店舗では飲食や様々なイベントが行われ、訪れる人々に温かい雰囲気とおいしい料理を提供します。特に、和の飲食ブースでは地元の特産品を活かした料理が揃い、訪れた人々を楽しませてくれます。
地域の環境を守る取り組み
今、全国各地で問題となっている竹の害について、黒川温泉も無関係ではありません。放置竹林が多く見受けられ、そのままでは他の木々を枯らし、里山の環境にも悪影響を及ぼします。これに対し、黒川温泉では持続可能な管理を行い、竹林の間伐や再生に取り組んでいます。「湯あかり」イベントもこの活動の一環であり、得られた利益は地域の環境を守るための活動に役立てられるとのことです。
充実した飲食・イベントブース
「湯あかり横丁」では、かっぽ酒や甘酒のふるまいをはじめ、地元の食材を使った猪バーガーやうなぎ串焼きなど多彩なメニューが揃います。また、日替わりのイベントブースでは占いや手形クレーンゲーム、投げゲームなど、家族連れや友人同士で楽しめる内容が盛りだくさんです。
黒川温泉の魅力
黒川温泉は、雄大な阿蘇地域の奥深い自然の中に位置し、世界ジオパークと世界農業遺産に認定されています。豊かな自然環境と深い歴史の中で育まれた文化は、訪れる人々に独特の体験を提供します。
現在、年間約90万人が訪れ、その魅力を堪能しています。黒川温泉では、露天風呂を巡る「入湯手形」や、自然環境との調和を重視した景観づくりが行われています。
ぜひこの機会に、黒川温泉の幻想的なライトアップと地域の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。心温まる「湯あかり」の灯りとともに、自然と文化が共存する素晴らしい体験をお楽しみください。