高知県北川村のゆず産業を守る取り組み
ウエルシアホールディングス株式会社と化粧品メーカーのウテナが、2023年11月12日に高知県北川村で共同でゆずの収穫を行いました。この活動は、北川村のゆず産業を支援するための一環であり、ウエルシアグループの社員とウテナの社員合わせて15名が参加しました。
北川村は、江戸時代から続くゆずの生産地で、品質の高さから国内外で高く評価されている地域です。しかし、残念ながら人口減少や後継者問題が深刻化しており、ゆず農家の高齢化も進んでいます。このような状況から、収穫作業が手が届かない年もあるほどです。そこで、ウエルシアとウテナは2020年よりゆず果実の収穫支援を開始しました。
今回は、ゆずの収穫に徳を重視し、木の鋭いとげに注意しながら、一つ一つの果実を丁寧に摘み取りました。また、搾汁体験も行い、農家の方々の苦労を直接体験する貴重な機会となりました。収穫したゆずからは、同法に基づくハンドクリーム「ユトワハンドクリームA」の原料が生まれます。
北川村の担当課のコメントによると、「地域を知るきっかけとなるこの活動には期待を寄せており、村の活性化に向けて取り組んでいきたい」とのことです。また、ウテナとウエルシアの社員からも、北川村の魅力や農家の情熱を実感したとの声が寄せられました。
これまでの取り組み
ウテナは、北川村のゆずの種から高品質なオイルを抽出し、2016年からヘアケアブランド「ゆず油」を展開しています。さらに、北川村のブランディングや農家支援、教育プログラムに取り組み、地域への貢献を続けています。2022年にはウテナ、ウエルシア、北川村が包括連携協定を結び、さらなる共同活動を推進しています。
地域への貢献
ウエルシアグループは、地域貢献を心がけ、北川村の現状についての理解を深めています。将来的には、地域の課題解決に向けた具体的な支援も検討されています。北川村ゆずの使用を通じて、地域の方々とともに、サステナブルな社会の実現に向けて努力を続ける姿勢が強調されています。
まとめ
高知県北川村のゆず産業支援に取り組むウエルシアとウテナの活動は、地域の活性化に寄与するものです。これからも、両社は連携を深め、北川村ゆずの魅力を広める努力を続けていくことでしょう。地域の未来を見据えたこの取り組みは、今後どのような進展を見せるのか、目が離せません。