ペンタセキュリティ、AWS WAF専用マネージドルール「Anonymous IP Protection」提供開始
情報セキュリティ企業のペンタセキュリティ株式会社は、AWS WAF専用のマネージドルール「Cloudbric Managed Rules for AWS WAF」に、新たなルール「Anonymous IP Protection」を追加し、提供を開始しました。
「Anonymous IP Protection」は、VPN、データセンター、DNSプロキシ、Tor、Relay、P2Pなど、さまざまなサイバー犯罪に悪用されている匿名通信ネットワークからの攻撃を検知・対応することを目的としています。GeoIPを用いた攻撃、DDoS攻撃、ライセンスや著作権侵害などの脅威を事前に検知することで、被害を未然に防ぐことができます。
「Cloudbric Managed Rules for AWS WAF」は、AWS WAF用のマネージドルールで、ペンタセキュリティが開発した高度なセキュリティ技術を基に、最新の脅威にも迅速に対応しています。あらかじめWAFのルールが定義されているため、AWS WAF利用者はルールを作成する必要なく、AWS Marketplaceから購入すればすぐに適用できます。また、Cloudbricは、技術的な検証を通過した企業のみが登録される「AWS WAF レディプログラム」のローンチパートナーにも認定されています。
今回の「Anonymous IP Protection」の追加により、「Cloudbric Managed Rules for AWS WAF」は、OWASP Top 10 Protection、Malicious IP Protection、Tor IP Protection、Bot Protectionと合わせて5つのマネージドルールが提供されるようになりました。
ペンタセキュリティの取り組み
ペンタセキュリティは、今後も多様化するサイバー脅威に対応できる有用なマネージドルールを提供することで、企業の情報セキュリティの向上に貢献していくとしています。
Cloudbricについて
Cloudbricは、ペンタセキュリティが提供するクラウド型セキュリティプラットフォームサービスです。特許取得のAI技術を駆使したセキュリティ機能や世界各国から収集される脅威インテリジェンスを活用し、WAFやZTNA、パブリッククラウドセキュリティなど、企業のビジネス環境を守るためのソリューションを提供しています。
ペンタセキュリティ株式会社について
ペンタセキュリティは、韓国を代表する情報セキュリティ企業です。データ暗号化プラットフォーム「D’Amo」、クラウド型セキュリティプラットフォームサービス「Cloudbric」、認証セキュリティなど、企業情報セキュリティのための製品やサービスを提供しています。日本・韓国・米国などで特許を取得しており、日本をはじめ世界114カ国でビジネスを展開しています。
増加する匿名通信ネットワークからの攻撃への対策
ペンタセキュリティが提供を開始した「Anonymous IP Protection」は、近年増加している匿名通信ネットワークからの攻撃に対する有効な対策と言えるでしょう。VPNやTorなど、匿名通信ネットワークは、犯罪者にとって身元を隠すための便利なツールとなっています。そのため、これらのネットワークからのアクセスを検知し、適切な対策を講じることが重要になってきています。
「Anonymous IP Protection」は、GeoIPを用いた攻撃やDDoS攻撃、ライセンスや著作権侵害などの脅威を事前に検知し、対応することで、企業のセキュリティレベルを向上させることができます。また、AWS WAFのマネージドルールとして提供されるため、AWS WAF利用者は簡単に導入することができます。
企業の情報セキュリティ対策への貢献
ペンタセキュリティは、これまで多くの企業の情報セキュリティ対策に貢献してきました。今回の「Anonymous IP Protection」の提供も、その取り組みの一環と言えるでしょう。今後も、最新の技術を活用したセキュリティソリューションを提供することで、企業のセキュリティ強化を支援していくことが期待されます。
まとめ
「Anonymous IP Protection」は、企業にとって重要なセキュリティ対策となる可能性を秘めています。匿名通信ネットワークからの攻撃はますます増加していくことが予想されるため、企業は適切な対策を講じる必要があります。ペンタセキュリティが提供する「Anonymous IP Protection」は、企業の情報セキュリティ対策を強化するための有効な手段となるでしょう。