ゆみのの国際展開
2025-09-25 16:37:52

医療法人社団ゆみのがベトナムで心疾患予防医療を開始

医療法人社団ゆみの、ベトナムで心疾患予防医療の実証調査を開始



東京都に本社を置く医療法人社団ゆみの(YUMINO)は、経済産業省が主導するヘルスケア産業国際展開推進事業に採択され、「ベトナムにおける心疾患領域の予防医療と在宅管理・多職種連携実証調査プロジェクト」をスタートさせました。このプロジェクトは、日々増加する心疾患患者への対応を強化するために、我が国が得意とする医療技術やサービスを利用した海外展開を目的としています。

ゆみのでは、すでに開発した「管制塔センター」(YUMINOモデル)や「統合PHR eHomeCare」といった先進的な医療DXの仕組みを基に、ベトナムでの心疾患予防医療及び在宅医療の質向上を図り、多職種連携を促進することを目指しています。

心疾患対策におけるベトナムの現状



心疾患は、ベトナムにおいて最大の死因となっており、その患者数は年々増加しています。食生活の変化や都市化の進展に伴い、生活習慣病患者も増加しており、心疾患の予防と管理が急務となっています。しかし、ベトナムの医療機関では退院後の予後管理が十分に行われていません。これは、医療需要に対するサービス提供量の不足や、予防医療の体系が未整備であるためです。これらの背景から、YUMINOの提供する「管制塔センター」が現地において効果的な支援になると期待されています。

管制塔センター(YUMINOモデル)の特徴



「管制塔センター」は、専門の医療チームが患者を24時間体制でサポートするシステムです。特に心疾患に特化した高度なトリアージ機能により、再入院リスクを低減し、患者の健康を守ります。また、急変時には医師が迅速に対応できる体制を整えています。

具体的には、クラウド型のシステムにより、スタッフが各地からリモートで患者をモニタリングすることが可能です。これにより、医師の業務負担を20%以上軽減し、患者の状態をリアルタイムで把握できる環境を整えています。2024年度には、3,738名の在宅患者を支援しており、豊富な臨床データに基づいたサービスを提供しています。

統合PHR eHomeCareの活用



「統合PHR eHomeCare」は、患者が在宅で測定した健康情報を管制塔センターに送信し、医療チームがその変化を把握するための仕組みです。これにより、患者の状態が見える化され、リスクを早期に察知できるようになります。患者一人ひとりを支えるための体制を強化することにより、心疾患患者の生活の質を向上させることが期待されています。

医療法人社団ゆみのの未来



「医を通してその人らしい人生をサポートする」という理念を掲げる医療法人社団ゆみのは、今後も国内外でのヘルスケアサービスの拡充に努めていく所存です。現在、東京・大阪・福岡にて7拠点を展開し、2012年から地域医療に貢献してきました。今後、ベトナムでのプロジェクトが成功することにより、さらに多くの患者を支えることにつながるでしょう。


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会社情報

会社名
医療法人社団ゆみの
住所
東京都豊島区高田3-14-29KDX高田馬場ビル1階
電話番号
03-5956-8010

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