最新医療機器導入へ、クラウドファンディングに挑戦
神奈川県立こども医療センターが新たに導入する医療機器を支援するため、クラウドファンディングを開始しました。本プロジェクトでは、特に重症の子どもたちを対象とする小児集中治療室(PICU)の環境を改善し、医療者が子どもやその家族に寄り添う時間を増やすことを目指します。この取り組みの背景には、医療現場の現実が横たわっています。
PICUの重要性と課題
神奈川県立こども医療センターのPICUは、県内で10床を有し、重篤な状態の子どもに24時間体制で対応しています。小児患者に対する薬剤の投与は量的に厳格で、さらに多様な薬液が必要とされます。例えば、一人の患者に20種類以上の輸液ポンプを使用することも珍しくありません。このため、看護師は現在、薬液投与を目視で確認し、手入力で管理していますが、これには大きな時間と労力がかかります。
スマートポンプ導入の目的
新たに導入されるスマートポンプは、これらの確認作業を自動化し、医療機器の操作にかかる時間を大幅に短縮できる期待があります。これにより、看護師は現場での患者に対するケアや、家族へのサポートにより多くの時間を割けるようになるのです。私たちは医療機器の確認作業を減らし、心のケアに特化した時間を増やすことで、医療の質を向上させたいと考えています。
資金調達の必要性
しかし、スマートポンプは高額な医療機器であり、10床の導入には総額6,000万円が必要とされています。昨今の物価高も加わり、病院経営が厳しい中、自力では購入が困難であるため、広く皆様のご支援を仰ぎたいという思いです。
クラウドファンディングの概要
このクラウドファンディングは、2026年3月2日から5月29日までの期間に実施されます。目標金額は第一目標が2,000万円、第二目標が6,000万円です。支援していただく方には、特別な返礼品、例えばヨシタケシンスケさんのイラスト入りのサンクスポストカードをお渡しします。詳細はクラウドファンディングサイト
READYFORでご確認ください。
みなさまへのお願い
神奈川県立こども医療センターは1970年に設立され、毎年約9,000人の小児が入院し、16万人以上が外来で治療を受けています。当センターのPICUは、お子さんが重い病気と闘う中で、再び家庭に帰ることを支えます。医療者は機器の操作だけでなく、患者に寄り添うことの重要性を強く認識しています。
最後に
病院長の石川浩史は、「医療機器の操作にかかる時間を最小限にし、患者や家族と寄り添う時間を増やしたい」と希望を語ります。皆様の温かいご支援が、子どもたちとその家族にとって安心できる医療環境の一助となることでしょう。どうかご協力をお願いいたします。
参考リンク
こども医療センターホームページ
問い合わせ先
神奈川県健康医療局保健医療部県立病院課 病院機構グループ山田さん 045-210-5047
神奈川県立こども医療センター 総務課大山さん 045-711-2351