新しい技術が医療現場を変える
東京都葛飾区の「医療法人玲瓏会 金町中央病院」が、医療従事者向けベッドサイド情報端末「ユカリアタッチ ウィズ」の運用を2024年12月12日から開始しました。この新しい端末は、医療機関における業務効率を大幅に改善するために開発されたものです。
触れやすさと利便性の向上
「ユカリアタッチ ウィズ」は、これまで使用されていた従来の製品「ユカリアタッチ」の後継機となり、情報入力の利便性が向上しています。金町中央病院の看護部病棟師長によると、新しい端末では画面が見やすくなり、バイタルサインを直接入力できる機能が追加されました。特に感染症で個室管理されている患者の場合、電子カルテを持ち込む必要がなく、端末から直接情報を確認できるため、業務の軽減に繋がっています。
医療現場における課題解決の一助
ユカリアでは、長年にわたる病院経営支援の実績をもとに、「ユカリアタッチ」を開発しました。2017年2月の販売開始以来、全国約80の病院に20,000台以上が導入され、医療現場のDX推進に寄与しています。
新製品「ユカリアタッチ ウィズ」は、社員とのコミュニケーションを大切にし、使用環境の改善を目指したデザインに刷新されています。具体的には、患者の安静度や食事制限を分かりやすく示すピクトグラムが新たに搭載され、その色分けによって視覚的に把握しやすくしています。これにより、患者と医療従事者の間でのコミュニケーションが円滑になり、より安全な療養生活をサポートします。
これからの医療のあり方
医療の質向上が求められる現代、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が喫緊の課題です。2024年度の診療報酬改定でも、ICT・AI・IoTの活用による業務負担の軽減が評価されるため、医療現場でも新たなテクノロジーの導入が急務です。「ユカリアタッチ ウィズ」は、医療従事者の時間を大幅に削減し、より良い医療サービスの提供に役立つことが期待されています。
ユカリアの使命
ユカリアは、医療・介護の現場での変革を通じて「ヘルスケアの産業化」というビジョンを掲げています。新製品「ユカリアタッチ ウィズ」を通して、さまざまな医療機関に適したDX化を推進し、地域に根ざした医療サービスの実現を目指しています。
さらに、視覚的に理解しやすい新しいピクトグラムや、より多機能な管理システム「EUCALIA TOUCH Management System」を通じて、医療従事者間の効率的な情報共有を可能にしています。これにより、医師や看護師だけでなく、多職種が連携して患者により良いサービスを提供できる環境が整うことが期待されます。
まとめ
「ユカリアタッチ ウィズ」の導入は、金町中央病院の医療現場における大きな進歩を示しており、医療従事者の負担軽減と患者へのサービス向上に貢献しています。今後もユカリアは、テクノロジーを駆使し、効果的な医療環境の形成に寄与していくことでしょう。