ABLICの漏水センサ
2026-09-08 10:13:47

ABLICのバッテリレス漏水センサが橋梁点検の未来を変える実証実験を土木学会で発表

ABLICのバッテリレス漏水センサが橋梁点検の未来を変える



近年、老朽化が進むインフラの維持管理が急務となっている中、エイブリック株式会社(ABLIC)が新たに開発した「バッテリレス漏水センサ」が注目を集めています。このセンサは、橋梁やトンネルなどのインフラにおける漏水を効率的に検知するための先進的な技術を採用しています。特に、実際の橋梁での実証実験が行われ、その成果が土木学会で発表され、業界に新たな視点を提供しています。

実証実験の背景



日本のインフラには老朽化が蔓延しており、特にPC箱桁橋の内部点検が困難であるため、漏水の早期発見が求められています。これまでは仮補修手法が多く用いられていましたが、再劣化が見られる状況が続いていました。そのため、早期に問題を把握し、効率的に管理できるシステムの必要性が高まりました。

新しいモニタリングシステム



ABLICは、西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社(NEXCOエンジニアリング中国)及び株式会社ビー・ビー・エム(BBM)との共同プロジェクトとして、この実証実験を実施。BBMが提供する自己融着性シリコーンテープを用いた簡易止水工法と、ABLICの「CLEAN-Boost(R)」技術を用いた『バッテリレス漏水センサ』を組み合わせることで、漏水をモニタリングする新たなシステムを構築しました。

実験では、約38年経過した橋梁を対象に、約7か月間にわたり多くの検証が行われました。その結果、『バッテリレス漏水センサ』が排水管からの漏水を効率的に検知できる能力が実証され、問題の早期発見が可能であることが確認されました。

技術的な革新と特徴



『バッテリレス漏水センサ』は、名の通り電源不要であるため、センサ設置が容易です。しかし、受信側の電源問題が導入の障害となることがあり、ABLICはこれを解決するために「間欠駆動方式」を採用しました。この方法により、特定の時間のみ受信機を起動させることで、電力を効率的に使用しながらも安定した通信が維持できることが確認されました。

土木学会での発表



FA実証の成果は、9月3日に行われた令和8年度土木学会全国大会で発表され、業界関係者から高い評価を受けました。この発表では、システム全体の効果が示され、実際の現場での実用化への期待が寄せられています。

今後の展望



ABLICは、今回の実証実験で得た知見をもとに、さらに多くの橋梁に『バッテリレス漏水センサ』を適用し、長期的な性能を評価していく予定です。また、将来的には、Bluetoothを超えた次世代通信技術の開発にも取り組み、より広範囲を対象にした監視システムの展開を目指しています。道路インフラのみならず、ビルや工場など様々な施設におけるメンテナンスの効率化を図ることが充実した社会に寄与することを目指しています。

今回のプロジェクトは、先進的な技術の導入により、橋梁などのインフラ維持管理を大きく前進させるものとなるでしょう。ABLICの取り組みは、インフラの未来を支える重要な一歩であり、今後の活動に注目が集まります。

会社情報

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エイブリック株式会社
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