派遣社員時給最高
2024-10-17 00:08:47

2024年9月の派遣社員時給が再び過去最高を更新!

2024年9月派遣社員時給:再び歴史的な高さに



2024年9月の派遣社員の平均時給が1,704円に達し、これで3ヵ月連続で過去最高の記録を更新しました。これは、都心部を含む三大都市圏における派遣労働市場が活況を呈していることを示しており、特にオフィスワークや事務職の需要が顕著です。エン・ジャパン株式会社の『エン派遣』によると、前年同月比でも21円の上昇となっており、25ヵ月連続で前年を上回る結果となりました。

オフィスワークの需要増加



特に、オフィスワーク・事務職の時給が1,658円と過去最高を記録しました。これは、多くの企業が派遣社員を活用する傾向が強まっていることが背景にあります。9月は多くの企業が新規の求人を出す時期でもあり、求人倍率が上昇したことも時給の引き上げに寄与しました。特に、経験者向けの求人が多く、要求されるスキルの高さが反映されています。

生成AIの影響



さらに、最近のトレンドとして、生成AIが一部のオフィスワークにおいて代替手段とされているため、高度なスキルを持つ人材の需要が高まっています。これにより、派遣のお仕事での時給も上昇する傾向にあります。9月には、フルリモートや在宅メインでの求人も増加し、求職者からの人気を集めています。

低賃金職種の課題



一方で、残念ながら最低賃金1,500円に達していない職種も存在します。介護系や軽作業系の職種は、依然として時給の水準が低く、介護業界では国からの制度的制約が大きいのが要因です。また、軽作業においては、物流業界全体での自動化やデジタルトランスフォーメーション進展が遅れがちで、賃金改善の見通しが立たない状況です。

政府の支援が鍵



現在、日本政府は2020年代に最低平均賃金を1,500円に引き上げる目標を掲げていますが、それを実現するためには政策的な支援が不可欠です。雇用の安定化と適切な賃金の確保を意識した取り組みが急がれます。

まとめ



2024年9月の派遣社員の平均時給は、過去最高レベルの水準に達し、特定の職種では高い需要を反映していますが、介護系や軽作業系においては未だ改善の余地があります。求職者にとっては、多様な働き方選択肢が増えつつある一方で、政府や企業の責任ある対応が求められています。『エン派遣』は、日本における派遣市場の変化を注視し、求職者と企業の両方のニーズに応えていくことが重要です。


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会社情報

会社名
エン・ジャパン株式会社
住所
東京都新宿区西新宿6-5-1新宿アイランドタワー(35階)
電話番号
03-3342-4506

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