トランスコスモス、日照市に新たなオペレーション拠点を設立
トランスコスモスが中国の山東省日照市にオペレーションセンターを新たに開設しました。日照センターは、日照市のハイテク産業開発区に位置し、交通の便も良いため、多くのビジネスシーンで活用されることが期待されています。
魅力的な立地と機能
日照は独特な自然景観に加え、高い経済力を誇る都市で、中国東海岸の中でも重要な発展型都市として知られています。新しい日照センターも、この地域の特性を生かした、現代的な施設となっています。このセンターには、トレーニングルーム、会議室、面談室、そしてスタッフが休憩できるエリアといった多様な機能を備えており、ビジネスのニーズに応える環境が整っています。
特に注目したいのは、情報セキュリティに対する配慮です。センターは映像監視、入退室管理システム、バックアップ電源システム、独立したサーバールームなどを完備しており、顧客の機密情報を守る体制が整っています。
開所式でのメッセージ
開所式では、トランスコスモチャイナの総経理・岡田俊也が日照ハイテク区の関係者に感謝の意を表しました。彼は「トランスコスモスは多くのお客様からのサポートによって成長を遂げることができました。」と述べ、新しいセンターが提供するサービスとしてコンタクトセンター、EC運用、統合マーケティング、デジタルトランスフォーメーションについて言及。これらのサービスにより、顧客体験(CX)を向上させ、ビジネスの成長に寄与したいと強調しました。
先進的な技術とサービス体制
日照センターでは、オムニチャネル対応の「transCxLink」プラットフォームが導入されています。この先進的なデジタルツールは、ソーシャルメディア、電話、チャットといった様々なコミュニケーションチャネルを統合し、企業、消費者、オペレーターの間の円滑なサービス提供を可能にします。加えて、CRM、インテリジェントサービス、音声認識など多岐にわたる機能が搭載されており、各業界のニーズに応えられる仕組みになっています。
サービス概要
- - 業務開始: 2024年10月
- - 所在地: 中国山東省日照市ハイテク産業開発区日照科技創新センター
- - 提供サービス: 24時間自動のコンタクトセンター、EC運用、統合マーケティング、デジタルトランスフォーメーション
トランスコスモスは日照センターの開設を通じて、中国市場におけるサービスネットワークを強化し、企業がデジタル時代の複雑な顧客接点をスムーズに管理できる体制を整えています。
トランスコスモスの歴史と展望
1995年に中国市場に進出したトランスコスモスは、2006年にコールセンターを上海で開設以来、24都市に拠点を展開し、顧客体験を向上させるための多様なサービスを提供してきました。これからもトランスコスモスは、デジタル技術を活用し、クライアントのビジネスプロセスの改善と成長をサポートする「Global Digital Transformation Partner」としての役割を果たしていくことが期待されています。