リーダーシップが変える
2026-03-05 12:51:09

女性リーダーシップスクールが拓く農業の未来と国際女性デーの意義

女性リーダーシップスクールが農業界に変革をもたらす



国際女性デーを祝い、認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンは、農業サプライチェーンの変革に寄与する「Women’s School of Leadership」について成果を発表しました。このプログラムは、特に生産国の女性のエンパワーメントを主な目的としており、これまでに5か国、34,000人以上が参加しました。

女性たちの力と役割


女性は農業において重要な役割を果たしています。種まきから収穫、加工、販売まで、広範な工程に関与し、その労働は地域経済や家庭を支える柱となっています。しかし、文化的背景や資源へのアクセスの制限、そして家庭内外の責任から、多くの女性が意思決定の場から排除されるのが現実です。

そこで、2017年に設立された「Women’s School of Leadership」は、フェアトレードの生産者ネットワークであるFairtrade Africaによって運営されています。このプログラムは、個人、組織、地域という3つのレベルでのアプローチを行い、参加者にリーダーシップやコミュニケーション能力の向上を支援しています。

大きな成果を得た参加者たち


最初の参加者はコートジボワールのカカオ生産者22人でしたが、その後、プログラムはエチオピア、ガーナ、ケニア、マラウイの紅茶や砂糖、花き産業へと広まりました。今や、最初の22人がもたらした影響は34,000人以上に達しました。

ケニアの花き農園で働くシャロン・アチエンさんは、このプログラムが彼女の人生をどのように変えたかを語ります。「私は以前、リーダーとしての自分を信じられませんでした。しかし、研修を受けたことで自信を持つことができ、品質管理職に挑戦しました。」彼女は不採用を経て再挑戦し、見事に昇進を果たしました。このように、プログラムは多くの女性に自信を与え、経営方針や収入の多様化の議論にも参加する機会を提供しています。

「女性農業者の年」に向けた展望


国連は2026年を「女性農業従事者の国際年」と定めており、フェアトレードは、持続可能なサプライチェーンを実現するためには女性の経済的自立と意思決定への参加が不可欠であると考えています。特に、日本では依然としてジェンダーギャップの問題があり、企業や消費者は生産国の女性の声をしっかりと受け止める必要があります。

潮崎真惟子事務局長は、「農業サプライチェーンにおいて女性は重要な担い手です。私たちは、女性を単なる労働力として扱うのではなく、経済活動の主体とし、意思決定に参加できる環境を整えていく必要があります」と語ります。彼女は、女性リーダーシップが特別な存在ではなく当たり前になる社会の実現を目指しています。

フェアトレードとは


フェアトレードは、公平で公正な貿易の実現を目指す取り組みです。市場価格の情報不足や販売先の選択肢が限られていることから、特に小規模生産者は不当な価格で販売されがちです。その結果、生活水準の低下や環境破壊、児童労働が問題となっています。フェアトレードは、これらの課題に対処し、持続可能な生活を支える仕組みを提供します。

まとめ


「Women’s School of Leadership」は、女性がコミュニティや生産者組織のリーダーとして活躍するための一歩を提供する重要なプログラムです。国際女性デーをきっかけに、女性の力が当たり前として認識され、農業界の未来を明るく切り開いていくことが期待されます。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン
住所
東京都中央区日本橋富沢町11-6英守東京ビル3階
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