万博の人権配慮
2026-02-12 11:07:12

大阪・関西万博での人権配慮に関する知見が明らかに

大阪・関西万博での人権配慮に関する知見公開



認定NPO法人虹色ダイバーシティは、大阪・関西万博における人権配慮の取り組みを検証し、オンラインイベントで集まった実践的な知見を整理し公開しました。この取り組みは、国際イベントにおいて「人権」および「誰一人取り残さない」という視点が重要であることを示しています。

しかし、日本ではこれらの視点が制度として掲げられる一方、現場での実践について十分な知見が蓄積されていないという課題が存在しています。本レポートは、大阪・関西万博の取り組みを評価するのではなく、実際に関与した中で見えてきた課題や学びを整理することに重点を置いています。そして、得られた3つの知見を次の国際イベントに活かすことを目指しています。

3つの知見



本報告会およびレポートでは、以下の3つの知見が最も重要なポイントとして整理されています。
1. 人権の視点を制度設計の前に取り込む重要性
2. 「可視化されていない声」を制度の中心に据える価値
3. 人権の取り組みは設計と運用を繰り返し見直す仕組みとして扱う

これらのポイントは、万博のように規模が大きく、複雑な国際イベントにおいて、人権の視点をどのように体系化するかについて具体的な示唆を提供しています。

大阪・関西万博への参加



虹色ダイバーシティは、万博において:
  • - 万博協会の職員やパビリオン運営スタッフ、ゲストサービス担当者向けのLGBTQ+研修を実施し、2,000名以上が参加しました。
  • - 専門家や研究者が集まる人権ワーキンググループにも参加し、運営に対して専門的知見を提供しました。

しかし、研修対象者が全体の一部に限られていたことや、インターセクショナルな視点が不十分であったことは今後の課題として残ります。一方で、社会福祉法人大阪ボランティア協会は、万博設計段階から関与し、ボランティアの多様性を尊重する提言を行いましたが、現場では活動時間が限られ、主体性を発揮しにくい構造も確認されました。

次の国際イベントへ向けて



国際イベントにおける人権問題は、その国の社会状況を反映しています。本レポートを通じて得られた知見は、大阪・関西万博が終わった後も継続的に活用できる内容です。虹色ダイバーシティは、調査や実践を通じて、人権が「掲げるもの」から「機能するもの」へと変わるための知見を提供し続けます。また、日本におけるLGBTQ+コミュニティの支援の重要性も広めていく考えです。

参考情報



オンライン報告会の様子やレポートは以下のリンクで確認できます:

虹色ダイバーシティについて



虹色ダイバーシティは、性のあり方による格差を解消し、多様性を尊重する社会の実現を目指しています。

社会福祉法人大阪ボランティア協会について



大阪ボランティア協会は、市民活動を通じた社会づくりを支援する機関です。ボランタリズムを重視し、多様な主体と協力して取り組みを行っています。


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会社情報

会社名
認定NPO法人 虹色ダイバーシティ
住所
大阪府大阪市北区天満2-1-6天満橋MSビル7F
電話番号

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