新しい形の結婚式を提案するプロジェクト
2024年の日本における結婚数が約49万9,999組に達したという発表があった。そして、この数字は前年よりも1万718組増加した。これは、コロナ禍を経て変化してきたブライダル業界の状況を反映している。
最近では、結婚式を挙げない選択をする「ナシ婚層」が増加しており、結婚式の進行様式やスタイルも多様化が進んでいる。このような中で、結婚式を希望する方々の要望が深まり、これまでにない新たなスタイルのウェディングが生まれてきた。
音楽が結婚式の感動を届ける
こうした変化の中、プリオホールディングス株式会社が新たに立ち上げたプロジェクトが注目を集めている。その名も「花嫁の手紙」プロジェクトである。これは、従来の結婚式において多くの新郎新婦が行っていた花嫁の手紙の読み上げを現代風に再解釈したものである。
結婚式での花嫁の手紙は、昔は当たり前のように行われていたが、最近では様々な理由で読まれないケースが増えてきた。そこで、プリオホールディングスでは、各新郎新婦の思いをしっかりとヒアリングした上で、彼らのためだけのオリジナル楽曲を制作するという新しい試みを考案した。このプロジェクトを手がけるのは、数々の有名アーティストに楽曲提供を行ってきた音楽プロデューサー、多胡邦夫氏が率いる「TAGO STUDIO」である。
多胡氏自身も三人の娘を持つ父として「感動で溢れる結婚式が好き」と語っており、言葉では伝えきれない想いを音楽の力で届けることに情熱を注いでいる。このプロジェクトにより、結婚式という特別な日をさらに感動的なものにすることが期待されている。
記念すべき結婚式の実施
このプロジェクトの実施にあたって、2025年9月14日(日)には記念すべき第一組のカップルの結婚式が、港区のENEKO Tokyoにて行われる。このカップルは結婚式を通じて「家族への恩返し」という意味を持たせたいと考えている。彼らは、自分たちの今があるのは家族のおかげだと理解しており、その感謝の意を音楽で表現することに賛同してこのプロジェクトに参加することを決めた。
当日は、メディアによる取材も可能となっており、より多くの人々にこの新しい形の結婚式を見てもらう機会が設けられている。
結婚式の文化を大切に
結婚式は人と人が繋がる大切な文化であり、これが現代の価値観に合わせて新たな形を持つことができるのか、期待が高まる。多胡氏の言葉を借りれば、結婚式は「色褪せることのない家族の応援ソング」となるであろう。
ENEKO Tokyoについて
ENEKO Tokyoは、東京・六本木に2017年にオープンしたバスク料理のレストランである。本店はスペインのバスク地方に位置するガストロノミーレストラン「Azurmendi」であり、ミシュランガイドでは3つ星を獲得した実力派の店だ。こちらでは、日本の四季を感じられる食材をふんだんに使った料理がサプライズに満ちて提供されている。
スタッフは経験豊富で、特にウェディングのイベントにおいても安定したクオリティを常に維持していることが特徴である。結婚式の際には、事前の打ち合わせから当日のサポートまで、きめ細やかな対応が期待できるため、新郎新婦にとっても安心して利用できる。
所在地情報
- - 住所: 東京都港区西麻布3-16-28 TOKI-ON西麻布
- - 営業時間:
- ランチ:12:00~15:00(L.O.14:00)
- ディナー:18:00~22:30(L.O.20:00)
- - 定休日: 月・火(ただし土・日・祝日は要問い合わせ)
- - 電話番号: 03-3475-4122
今後の展開や、新たな結婚式の形を期待する声が高まる中、このプロジェクトの成功に心より期待したい。