シリコンバレー発の革新技術
シリコンバレーを拠点とするカスタムシャツブランド、Original Stitch(オリジナルスティッチ)が「3Dデザインシステム」の特許を世界で初めて取得しました。このシステムは、ユーザーがオンラインでシャツをカスタマイズする際、現状のデザインが即座に3Dで視覚化される画期的な機能を搭載しています。
3Dデザインシステムとは?
この最新技術により、ユーザーは実物に極めて近い生地の質感や色合いを、デジタルでリアルタイムに確認できるようになりました。具体的には、シャツを構成する各パーツ(襟、袖、ボタンなど)がそれぞれ450種類の生地データと連動し、独自のグラフィックレイヤーで視覚化されます。このシステムは、特にJavaScriptの先進技術を駆使した特殊なウェブシステムによって支えられており、デスクトップとモバイルの両方で利用可能です。
ユーザーインターフェースの進化
Original Stitchは、「グラフィカルなユーザーインターフェースを搭載したディスプレイ」としてアメリカで特許を取得しており、これによりユーザーはより便利にカスタマイズを楽しめるようになります。今後はドレスや靴など、他のアパレル製品や自動車など大規模な製品にもこのカスタマイズ技術を拡張する計画です。
従来のオーダーメイドとの違い
従来のオーダーシャツは、実店舗で生地やボタンを手に取りながら手作り感を味わえますが、完成形は見ることができませんでした。Original Stitchの3Dデザインシステムは、こうした不安要素を解消し、ユーザーがシャツを発注する際に完成形を目にできる仕組みを提供します。これにより、作業工程がスムーズになり、期待外れになるリスクが軽減されるのです。
Original Stitchの背景
このブランドは、シリコンバレーで働くエンジニアたちの、「服を買いに行くのが面倒」という思いからスタートしました。2013年にテストサービスを実施し、2014年からは日本市場にも進出。彼らのビジョンは「すべてのクローゼットにカスタマイズシャツを」であり、現在では400種類以上の高品質な生地から選択し、直近でパーソナライズされたシャツを注文することが可能です。様々なスタイル(ドレス、カジュアル、フォーマルなど)をユーザーの好みに合わせてカスタマイズでき、最短5分でオーダーが完了します。
そのシャツは、日本国内の工場で熟練の職人によってハンドメイドで仕立てられ、品質にも徹底的にこだわっています。これから先も、Original Stitchは新たなテクノロジーを駆使して、アパレル業界の革新をリードしていくことでしょう。
より詳しい情報やカスタマイズの体験を知りたい方は、
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