『ブックフェスタしずおか』が静岡県で初開催
静岡県で初めての試みとして、『ブックフェスタしずおか』が2023年10月1日から31日までの1ヶ月間、県全体を舞台に実施されます。このプロジェクトは、「みんなの図書館さんかく」を運営する一般社団法人トリナスが、静岡県立中央図書館や静岡県書店商業組合と協力の上で展開され、本文化の振興を目指しています。
1ヶ月間の充実したイベント
『ブックフェスタしずおか』は静岡県内の図書館や書店、また本に関連する活動に携わる団体と連携し、そのエリアで多種多様なイベントを同時に展開する計画です。特に印象的なのは、日本全国でも例が少ない公立図書館と書店のコラボレーションという試みです。イベントの記録として、参加者が手に取ることのできる書籍も制作される予定です。
こうした取り組みは、出版不況が叫ばれる中、静岡県内でも書店の閉店や図書館の来館者数の減少が問題視されていることを背景にしています。『ブックフェスタしずおか』では、本が好きな人々が集まる場や様々なトピックについて語る機会を設けることで、本の未来を考える契機としています。
メインイベントの詳細
コアイベント/グランシップ静岡
- - 日時:10月22日(土)10:00-16:00(入退場自由)
- - ぶっ通しトークショー:全国的に活動する多様なゲストを招き、テーマ別のトークセッションが行われます。
- - 入場料:1,800円(記念書籍の代金を含む)
同日には、芝生広場での「ブックマルシェ」も開催されます。新刊や古本の販売、ワークショップ、読み聞かせなど多彩な出店が見込まれており、入場は無料です。
地域別のイベント内容
- - 東部イベント(10月16日):高木久直氏による「町に本屋がある風景」の講演。所在地は沼津市。
- - 中部イベント(10月29日):斎藤惇夫氏を招き、「耳をすます」〜子どもと本の架け橋についての講演。
- - 西部イベント(10月9日):嶋田学氏による「まち育てのライブラリー」に関する講演も予定されています。
これらの地域別イベントは、参加費無料で、申し込みが必要です。
県内の本による交流を促進
『ブックフェスタしずおか』の開催期間中には、各地でのイベントを広く募集しており、みんなが本を通じて出会いを楽しめる機会を提供しています。具体的な申込方法やイベント内容は公式HPにて確認可能です。
本文化促進への想いが込められた『ブックフェスタしずおか』、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。静岡県で新たに生まれる本の魅力を楽しむ1ヶ月です。