PUKUPUKU工房の誕生と成長
株式会社PUKUPUKU工房は、静岡県浜松市に拠点を持ち、2021年に法人化された新進の企業です。その設立者である神谷淳氏は、幼い頃からプロレスに魅了され、特にプロレスラーのマスクに心を奪われました。彼が初めて見た初代タイガーマスクの試合が、その後の人生に大きな影響を与えることになります。
2013年に創業した当初から、神谷氏はプロレスマスクやファン向けのコスチューム製作を手がけ、徐々にその存在感を高めていきました。事業のスタートは、自宅の一角から始まり、ショッピングモール内に複合カフェを併設する形で拡大しました。友人との協力の下、縫製教室を運営しながら、オリジナルマスクの製作を続けました。
共にプロレスファンや選手からの依頼を受け、特注マスクの製作はメディアに取り上げられるなど、次第に注目を集める存在に成長しました。実際には新日本プロレスの選手からの依頼を受けるまでになり、様々なプロレスファンや企業への発注も増加しました。
COVID-19の影響と「HAMAMATSU MASK」の登場
2020年には、新型コロナウイルスの影響で世の中が混乱に突入しました。普段はプロレスマスク制作に専念していたPUKUPUKU工房も、状況の変化に直面します。特に市場では不織布マスクが不足し、多くの人々が困っている様子を目の当たりにしました。
そこで神谷氏は、これまでの技術を活かし、特殊な生地を使った新しいマスクの開発に着手しました。それが「HAMAMATSU MASK」の誕生です。プロレスマスクが持つ耐久性やフィット感を基に、飛沫予防に特化したデザインを実現しました。
最初は身近な人たちにマスクを配り、その反響を受けて商品化を決意。市民への支援の一環として、1枚の購入につき100円を浜松市に寄付することも発表し、地域貢献の姿勢を際立たせました。これにより「HAMAMATSU MASK」は単なるマスクにとどまらず、地域活性化の象徴としての役割を担うことになりました。
SDGsへの取り組みと特色
PUKUPUKU工房は、法人化にあたり、持続可能な開発目標(SDGs)の推進を企業理念として掲げました。特に「HAMAMATSU MASK」は環境に配慮した素材を使用しており、高い耐久性と再利用性を持っています。洗濯機で洗えることから、使い捨てのマスクに比べて環境負荷を大幅に低減します。
さらに、TPOに合わせた使い方も提案しており、必要に応じて不織布を追加することで、飛沫予防効果を一層高めることにも配慮しています。このように、使用者に対する快適さを追求しながら、持続可能性にも立ち向かう姿勢が際立っています。
今後の展開
PUKUPUKU工房は、今後も地域から世界への貢献を胸に、さらなる事業展開を目指します。製品の品質を保ちながら、新たなデザインや機能を取り入れた製品開発に取り組んでいく姿勢を見せています。また、SDGsの目標にも積極的にかかわることで、企業の成長とともに社会的責任を果たすビジョンを持っているのです。
企業としての責任を自覚し、サステナブルな製品作りと地域活性化に邁進する株式会社PUKUPUKU工房の動向に、ぜひご注目ください。
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会社概要
- - 会社名: 株式会社PUKUPUKU工房
- - 代表者: 神谷淳
- - 所在地: 静岡県浜松市中区八幡町26-2都ビル1階北側
- - 設立: 2021年6月2日
- - 事業内容: プロレス選手・ファン向けのプロレスマスクやコスチューム製作、HAMAMATSU MASK製作