Quora(クォーラ)日本語ベータ版が始動
2017年9月26日、アメリカの知識共有プラットフォーム「Quora」の日本語ベータ版が発表されました。このサービスは2010年に最初に英語でスタートし、その後、スペイン語やフランス語、イタリア語、ドイツ語などといった多言語対応を進め、今回、日本語が追加されました。これは、欧米以外の言語で初めてのリリースとなります。
Quoraは、利用者が質問を投稿し、それに対して他の利用者が専門的な回答を提供するという斬新な形式で知られています。現在、月間ユニークビジター数は2億人以上にも達しています。このプラットフォームでは、バラク・オバマのイラン交渉に関する見解や、科学者による地球温暖化の解説、さらには警察官からの盗難防止法のアドバイスといった、普段は触れることができない貴重な情報にアクセスできることが、大きな魅力となっています。
また、ユーザーは特定の専門家に回答をリクエストでき、そのリクエストが承認されれば、ジャスティン・トルドーやヒラリー・クリントン、さらにはFacebookのCOOであるシェリル・サンドバーグといった著名人からの直接の回答を得ることも可能です。
Quoraの共同創設者でありCEOのアダム・ディアンジェロ氏は、日本語ベータ版について次のように述べています。「Quoraはすでに世界中で広く利用されていますが、新しく日本語のサービスを提供することで、英語を母語としないユーザーにもこのプラットフォームを楽しんでもらえると思っています。これは、日本の皆さんと共に知識を広げ、深めていくためのステップです。」
実際、日本語ベータ版では、限られた数のユーザーのみが招待される形式でのテスト運用が行われています。正式なリリースに向けて、ユーザーからのフィードバックを元にサービスの改善を進めていく計画です。
Quoraの使命とは
Quoraの中心には「知識の共有」があります。このプラットフォームの目的は、世界中の知識を集約し、それを皆で深めあうというものです。多くの人々が持つ有用な知識が、限られた人だけのものであるという現状を打破し、知識を必要としている人々と知識を持つ人々を繋ぎたいという理想が込められています。
Quoraの利用の特徴
- - 質の高い回答: ユーザー同士が評価する仕組みや、信頼できるプロフィールが表示され、質の高い情報を得ることができます。
- - マナーを重視: 利用者に対する思いやりと敬意が推奨され、実名主義を基本としながらも、匿名での回答も可能です。
- - 永続的なコンテンツ: 同一の質問に対して回答が統一化され、質の高い回答が優先的に表示されます。
- - パーソナライズされた体験: 機械学習を用いて、ユーザーの興味に応じたコンテンツが配信されます。
Quoraは「知識を得る場所」として、質問を通じてユニークな視点を持つ人々と繋がり、より深い理解を促進します。今後、日本語版の発展と共に、さらなる知識の交流が期待されます。興味がある方は、ベータ版への利用申し込みを以下のリンクから行えます。
Quora日本語ベータ版利用申し込み
この新しいプラットフォームが、どのように日本のユーザーに愛され成長していくのか、今後の動向に注目が集まります。