バグクラウドとPriv Tech、サイバーセキュリティの未来を切り開く
2024年9月10日、クラウドソーシングを駆使したセキュリティのパイオニアであるバグクラウド(Bugcrowd Inc.)と、プライバシーテックのリーダーPriv Tech株式会社が画期的な提携を発表しました。両社は、日本におけるセキュリティ人材の不足を乗り越え、“国内最強のレッドチーム”の構築を目指し協業していくことになります。
日本のサイバーセキュリティの現状
日本はアジア太平洋地域において、サイバーセキュリティ人材が深刻に不足している国の一つです。昨年の調査によると、約55,800人もの専門家が足りないと言われています。更に、少子高齢化が進展することにより、2050年までに生産年齢人口が20%減少するとの予測もあり、これは今後の脅威を一層深刻化させる要因となります。
目指すべき“最強のレッドチーム”
当該提携により、両社は世界中のトップハッカーのネットワークを活用して、サイバーセキュリティに対する優れた専門知識をお客様に提供することが可能となります。このレッドチームは、企業に影響を及ぼす前に、潜在的な脅威を見つけ出し、迅速に対応することに専念します。
Priv Techの代表、中道大輔氏は、この協業によって提供されるサービスの能力が向上し、高まるデジタル資産の保護に向けた新たなアプローチが可能になると自信を見せています。バグクラウドのプラットフォームを活用することで、日本企業のニーズに合った包括的なソリューションをか提供できると述べています。
各社の期待される役割
バグクラウドの最高収益責任者、ポール・シーシエルスキー氏も、Priv Techとの提携最適だと考え、二社の強みを生かすことで、新たな脅威に対処するための確固たる基盤を築けると確信しています。
彼は、コンプライアンス問題や最新のサイバー脅威から企業を守る必要を強調し、ホワイトハッカー・コミュニティから得られる知識がセキュリティ対策を強化することに寄与するとの見解を示しました。
高度なサービスの実現
バグクラウドのプラットフォームは、企業と信頼できるハッカーを結びつけ、集まった知恵を活かして高度なサイバー脅威からの防衛を強化します。これにより、ペネトレーションテストや脆弱性開示など、さまざまなクラウドソーシングによるセキュリティサービスが提供されます。
Priv Techの概要
Priv Tech株式会社は、プライバシーとサイバーセキュリティソリューションに特化した日本の先駆的企業です。バイリンガルのセキュリティ専門家チームを擁し、規制やセキュリティリスクに対する高次の対応を提供しています。顧客基盤を広げながら、信頼されるパートナーとして市場での地位を確立している企業です。
バグクラウドについて
一方、バグクラウドは2012年より、エリートハッカーのネットワークを基盤にした創造的解決策を提供し、企業のセキュリティ強化を支援しています。データとAIを活用したテクノロジーを駆使し、今後も進化する新たなサイバー脅威に立ち向かうための支援を行っています。概要をもっと知りたい方は公式サイトを訪れてください。
まとめ
この提携により、日本の企業はサイバーセキュリティを強化するだけでなく、人材不足の課題にも対抗できる新たな道が開かれる見込みです。バグクラウドとPriv Techのコラボレーションがもたらす影響は、今後のデジタル社会におきましても重要な意味を持つでしょう。