プレイドグループ、ARR100億円突破を達成
株式会社プレイド(東京都中央区:代表取締役CEO 倉橋健太)は、2024年9月にその年のARR(Annual Recurring Revenue)が100億円を超えたことを発表しました。これは、データを活用することで人の価値を最大化するという同社のミッションが実を結んだ成果と言えるでしょう。
プレイドグループは、CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」や、そこに集まる1st Party Customer Dataを核に、様々なプロダクトとプロフェッショナルサービスを展開しています。グループ全体の戦略としては、「プロダクト×ヒト」のハイブリッドモデルを採用し、企業が抱える多様な課題に応じた価値提供を行っています。
KARTEの成長とマルチプロダクト化
2015年3月に提供を開始したKARTEは、独自のリアルタイム解析エンジンを基にした顧客理解に強みを持ち、マルチプロダクト化を進めています。KARTEは、ウェブやアプリ、メール、インターネット広告といった複数のチャネルで1st Party Customer Dataを活用しやすくすることで、ECや金融、人材、不動産など様々な業界での導入が進んできました。
現在、KARTEにはアプリマーケティングを支援する「KARTE for App」、サイト改善を促進する「KARTE Blocks」、広告効果を向上させる「KARTE Signals」、マルチチャネルを活用したマーケティングオートメーションを提供する「KARTE Message」、データ統合・利活用を実現する「KARTE Datahub」などが揃い、利便性が高まっています。
デジタル人材不足に応えるプロフェッショナルサービス
加えて、プレイドはデジタル人材不足に対処するため、事業改革や組織改革をサポートする「STUDIO ZERO」と、データ分析を中心とした戦略設計と実装/運用を行う「PLAID ALPHA」を展開しています。これにより、顧客起点の事業変革を支援し、顧客体験の向上を図っています。
グループの多角化とエンタープライズ企業への支援
プレイドグループは提供価値を広げるために、カスタマーサポートに特化した企業や、顧客リサーチや広告領域の新たな企業との提携を強化しています。グループ全体で顧客数が1,000社を超えており、エンタープライズ企業へのサポートが進んでいます。
ARR100億円達成の意義
企業活動におけるAI活用の増加とともに、1st Party Customer Dataの価値が高まっています。プレイドはこれは一つの通過点と捉え、既存事業の推進だけでなく、新たな取り組みへの挑戦も視野に入れています。2024年4月にはAI支援に基づくKARTEの機能やアプリケーションを一般提供し、同年9月にはデータ解析基盤を活用した「Wicle」のβ版を公開予定です。
未来に向けたビジョン
今後、プレイドグループは1st Party Customer Dataの価値最大化を目指し、顧客中心のプロダクト開発や支援体制の充実を図ります。最終的には、データとテクノロジーを駆使して、心地よい体験をエンドユーザーに提供し、創造性を発揮できる社会の実現を目指しています。このような取り組みは、企業にとっても新しい成長の基盤となることでしょう。