微細藻類の室内培養
2024-08-19 18:36:43

持続可能な未来を目指す微細藻類の新たな培養技術と装置を発表

新たな培養技術で微細藻類市場放つ躍進



株式会社アルヌールは、微細藻類の培養技術を革新し、新しい室内培養装置の販売を開始しました。本社は東京都渋谷区に位置し、同社はパス株式会社の連結子会社です。この新しい取組みは、医療現場での用いられる確かな技術を活かし、市場の発展を目指しています。微細藻類は、これからの持続可能な社会に貢献する可能性を秘めており、その特性を最大限に引き出すための室内培養技術の開発を進めています。

微細藻類培養装置の特長



アルヌールが開発した培養装置は、樹脂バッグを使用して培養槽を構成し、培養液の循環には撹拌翼を使わないユニークな設計が採用されています。具体的には、通気エアーを利用したエアーリフト方式を用いており、撹拌時に細胞が壊れにくい構造となっています。また、配管の連結方式により、単独バッグでの培養や連結バッグでの培養が選択可能です。この柔軟性が、研究者にとっての大きな利点となっています。

さらに、オプション品を追加することで、pHやDO(溶存酸素)などの各種計測が可能となり、培養条件の最適化が図られるようになっています。

微細藻類の未開発なポテンシャル



微細藻類が持つ可能性はまだまだ未開発な部分が多くあります。その一例には、CO2の固定化や削減、新たな原料の探索、飼料やバイオ肥料、バイオ医療研究に関する技術提供やソリューションの提案などがあります。新しい産業の開発や研究に取り組む自治体や企業、大学などへの販売と技術提案を通じて、持続可能な社会の実現を目指しているのです。

また、アルヌールが運営するプロジェクト「Kaginowa」は、海藻の一種であるカギケノリの力を利用し、日本の畜産と漁業の未来を支える取り組みです。このように、同社は微細藻類のポテンシャルを活かし、幅広い分野での利用を促進しようとしています。

まとめ



アルヌールの新しい微細藻類培養装置は、持続可能な未来の実現に向けた重要なステップです。これにより、微細藻類を活用した新たな市場が広がると共に、多くの研究者にとって有益な技術が提供されることが期待されます。より良い社会のために、微細藻類の活用はこれからも進むでしょう。


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会社情報

会社名
パス株式会社
住所
東京都渋谷区神宮前6-17-11JPR原宿ビル
電話番号
03-6823-6664

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