子どもたちが能登島で地域を支援
2024年8月18日、石川県七尾市の能登島で、特定非営利活動法人キリンこども応援団が子ども食堂を開催しました。この活動は、関西で人気のあるたこせんやフランクフルトを無償で提供するもので、参加したのはフリースクール「キリンのとびら」の小中学生とそのスタッフです。
この取り組みは、能登半島地震で影響を受けた地域を支援するために実施されました。子どもたちは、自らの体験をもとに「地域の皆さんに元気を届けたい」との思いを持って参加。イベントでは、70セット以上の心のこもった料理が提供されました。
地域に根ざした料理の提供
この日のために特にこだわったのが、「たこせん」の製作です。初めは冷凍たこ焼きを使用する予定でしたが、現地で手焼きすることに決定しました。手間を惜しまず作り上げた自信の一品は、参加者に大変好評を得ました。また、たこせん以外にもビンゴ大会を開催し、大阪名物の551蓬莱の豚まんやスターバックスの特製マグカップなど、関西の魅力を感じてもらう景品を用意しました。
このイベントには、地域の子どもたちも多く参加しており、交流を深める機会となりました。様々な年代の子どもたちが交流することで、地域全体が和やかな雰囲気に包まれました。
子どもたちの日々の取り組み
「私たちが元気づける」と意気込むのではなく、「一緒に楽しむ」スターンスが重要だと感じた子どもたち。移動中には震災の影響を目にし、心が痛む場面もあったものの、能登島の温かい人々の歓迎に心が癒されました。子ども達は、関西弁の魅力や地元の方とのコミュニケーションを楽しみながら、地域との関係を深めていきました。
活動の意義と次の展望
この取り組みは、全国こども食堂支援センターからの助成を受けており、地域の未来を担う子どもたちに大きな影響を与えています。フリースクールの子どもたちが積極的に地域支援に参加し、自らの経験をもとに他者への思いやりやコミュニケーション能力を養っています。
今後も「お福wapi」と名付けたこどもカフェを東京での出店を目指し、新たな挑戦に取り組む予定です。自分たちの幸せを分け合う取り組みを通じて、地域に根付いた活動を展開していくことが期待されています。
まとめ
今回の子ども食堂の開催は、地域を支える子どもたちの姿を映し出す良い機会でした。今後も特定非営利活動法人キリンこども応援団の取り組みから目が離せません。