ザンビアの難民に教育を届けるためのクラウドファンディング開始
認定NPO法人難民を助ける会(AAR Japan)は、2025年8月20日よりクラウドファンディングを立ち上げ、アフリカ・ザンビアでの教育支援を呼びかけています。目標額は7,735,000円。集まった寄付は、教育支援に欠かせない事業車両の購入に使用され、教育環境の整備に貢献します。
メヘバ難民居住地の現状
ザンビア北西部に位置するメヘバ難民居住地は、紛争などから逃れてきた人々が住む場所です。ここには、「学びたい」という気持ちを持つ子どもたちと未来を見据える大人たちがたくさんいます。しかし、メヘバには、東京23区と同等の広さにわずか2校の中学校しかありません。このため、教育機会を広げる事業が急務となっています。
私たちAARは、教育充実のため新しい中学校の建設や英語教室の運営を行っており、その活動の中心的な支えとなっているのが、トヨタの四輪駆動車「ハイラックス」です。この車両は、校舎建設の資材運搬やスタッフの移動、さらには緊急対応まで多岐にわたり使用されています。長年にわたって活躍してきたこの車は、劣悪な道路条件での18万kmを走破し、今では故障が相次ぎ、私たちの活動に深刻な影響を及ぼしています。
プロジェクトの目的
新たな車両を購入することにより、教育環境を整備し、「学びたい!」という希望を絶やさないようにしたいと考えています。教育支援は、学用品や資材のように目に見えるものに比べて地味に映るかもしれませんが、学校を建設するためには必須の要素です。この車両の存在が、教室に通う子どもたちの未来を支えています。
車両を手に入れれば、教員研修や教材の輸送がスムーズになり、教育環境の整備も加速度的に進むでしょう。現地の人々が求める教育の質を高めることは、子どもたちの学びを守るためにも重要です。私たちは、皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。
ザンビアの教育支援の必要性
ザンビアは、人口約1,800万人を抱える後発開発途上国で、約60%の人々が貧困ライン以下の生活を送っています。更に就学率は年々低下しており、教育支援は緊急の課題です。メヘバ難民居住地においても、教育環境は極めて不十分で教育機関が不足しています。AARは1984年から現地での支援活動を続けており、特に教育環境が厳しい地域では、中学校の建設が地域の未来を変える重要なプロジェクトとなっています。
本プロジェクトでは、教育の現場を支えるための四輪駆動車の購入が目的です。車両が整備されないと、教育環境の向上も難しくなります。運搬や輸送において何の支障もなく進められるように、皆さまの力が必要です。
クラウドファンディングの概要
- - プロジェクト名:「学びたい!」という希望を途絶えさせない。ザンビアの難民に教育を届ける車両支援
- - 目標金額:7,735,000円
- - 募集期間:2025年8月20日~約3カ月間
- - 資金使途:悪路にも対応できる四輪駆動車の購入費用
詳しくは、こちらをクリック
AAR Japanについて
AAR Japanは、1979年に設立された国連公認の国際NGOで、人道的危機にかかる人々への支援を行っています。「困ったときはお互いさま」を理念に、教育や医療、生活支援を通じて、世界中の18の国と地域で活動しています。もっと詳細な情報は、
こちらのウェブサイトをご覧ください。