TOPPANの新技術
2025-07-17 17:17:57

TOPPANが国内初のALL-PPモノマテリアルパウチを開発!

TOPPANが拓く新しい包装の未来



TOPPAN株式会社は2022年10月、持続可能なパッケージ技術を追求し、BUTTON コンビニエンス食品向けの新製品『ALL-PPモノマテリアルパウチ』を発表しました。これは、透明バリアフィルムの『GL BARRIER』シリーズの一環として開発されたもので、国内初となるレトルト食品向けのPPベースのモノマテリアルパウチです。エスビー食品が開発したレトルトカレー『未来のJAPANESE CURRY』にこの技術が採用されることとなり、環境に配慮した新たな選択肢を提供しています。

環境負荷低減のための革新



この新しいパウチは、PP(ポリプロピレン)を材料とし、リサイクル性の向上を図っています。従来のアルミ箔を使用した複合素材と比較し、包材の製造時に発生するCO₂排出量を約5%削減することができるという特長があります。地球環境が危機に直面する中で、多くの企業が持続可能な社会の実現を目指していますが、TOPPANのこの取り組みはその一環として非常に注目されています。

『未来のJAPANESE CURRY』の開発背景



エスビー食品は、『未来の食』という概念で、大学生とのコラボレーションを通じて新しいレトルトカレーを開発しました。このカレーは、誰もが食べられる優れた栄養バランスを提供することを目指しており、そのためには環境に優しいパッケージが不可欠でした。そこで、TOPPANが開発したALL-PPモノマテリアルパウチが選ばれたのです。

リサイクルの未来へ向けたステップ



本パウチは、従来の複合素材との違いとして、包材の全ての成分を単一の素材で構成しているため、リサイクルが容易です。これにより、環境への負担が軽減されるだけでなく、再利用可能な素材としての側面でも大きな利点があります。『GL BARRIER』の透明バリアフィルム技術を活用し、高いバリア性と耐熱性能を兼ね備えた製品となることで、品質の維持も図っています。

今後の展望



TOPPANは、この新たなパッケージ技術を国内外に拡販し、2030年までに約300億円の売り上げを見込んでいます。また、持続可能な社会の実現に向けて、引き続き新しい取り組みを続けていく予定です。サステナブルブランド『SMARTS™』を通じ、技術の革新を進めながら、より良い未来を目指します。

まとめ



持続可能なパッケージに対する需要が増す中、TOPPANが開発したALL-PPモノマテリアルパウチは、今後の食品パッケージ業界において新たなスタンダードとなるかもしれません。エスビー食品のレトルトカレー『未来のJAPANESE CURRY』とともに、私たちの食生活の未来を変える可能性を秘めています。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
TOPPANホールディングス株式会社
住所
東京都文京区水道1-3-3
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。