ウィブル証券が米国株24時間取引の流動性を強化する新接続を発表

ウィブル証券、米国株取引の新たな接続先を追加

デジタル投資プラットフォームのリーディングカンパニー、ウィブル証券株式会社は、米国株の24時間取引サービスにおいて新たな代替取引システム（ATS）「Bruce ATS」への接続を発表しました。この発表は、日本市場における米国株取引の流動性の向上を実現するための重要なステップとなります。

背景と目的

近年、米国では投資家のニーズに応じて、取引時間を延長する動きが本格化しています。特にアルゴリズム取引の進化により、従来の取引時間を超えて24時間営業が模索されるようになりました。ウィブル証券は、2024年4月から「米国株24時間取引」を導入する予定であり、それに伴い「Bruce ATS」への接続が必要とされました。この新たなシステムは、約定機会を増やし、取引にかかるスプレッドの安定化も期待されています。

Bruce ATSとは

Bruce ATSは、Bruce Markets LLCが運営している代替取引システムで、主に米国株の時間外取引を対象としています。SECに登録された証券取引業者であり、FINRAおよびSIPCのメンバーでもあるため、信頼性の高いプラットフォームとして認識されています。これにより、ユーザーは夜間でも円滑に取引を行えるようになります。

主要なメリット

1. 流動性の確保

Bruce ATSの接続により、特に日本時間の日中においても流動性の低下が解消され、トレーダーたちにより多くの約定機会が提供されます。これにより、投資家は安定した環境の中でトレードを行うことが可能になります。

2. API取引との親和性

ウィブル証券は、すでに「1ドルから24時間取引が可能な米国株API」を提供しています。今回の新しい接続によって流動性が高まることで、小額の自動売買やアルゴリズム取引もより安定して行うことができるようになります。

未来の展望

米国の主要証券取引所では、24時間営業を目指す動きが進んでおり、今後数年のうちに米国株取引はさらに普及する見込みです。ウィブル証券の今回の取り組みは、国内での米国株取引環境の整備を加速させるものと考えられています。

ウィブル証券の役割

ウィブル証券の代表取締役社長、小島和氏は、「米国株取引の長時間化は、投資インフラの発展に不可欠な要素である」との見解を示しました。彼のビジョンは、ユーザーがいつでも自由に取引できる環境を提供し、日本から米国市場へのスムーズなアクセスを実現することです。

ウィブル証券の米国株24時間取引やAPIに関する詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。ユーザーは、世界中の金融市場に24時間365日アクセス可能となり、柔軟で多様な投資戦略を実行できる環境が整います。