東洋エンジニアリング、ガイアナでのHammerhead FPSOプロジェクトを受注
東洋エンジニアリング、ガイアナのHammerhead FPSOプロジェクトを受注
東洋エンジニアリング株式会社の関連会社、Offshore Frontier Solutions Pte. Ltd.(OFS)は、三井海洋開発株式会社(MODEC)から、ガイアナのStabroek鉱区におけるHammerheadフィールドのFPSOプロジェクトを受注しました。このプロジェクトは、エクソンモービル社の下で行われるもので、重要な国際エネルギー事業の一部となります。
プロジェクトの概要
Hammerhead FPSOプロジェクトは、2つのフェーズで構成されており、第1フェーズでは基本設計(FEED)を行い、続いて第2フェーズのEPCI(設計から建設までの一括工事)業務が実施されます。プロジェクトはガイアナ政府や関連当局からの最終承認が必要なため、エクソンモービル社からの限定的着工指示(LNTP)が前提条件となっています。
このプロジェクトによって、OFSは2029年の早期生産開始に向けた基本設計業務に着手することとなります。
Hammerhead FPSOの特徴
Hammerhead FPSOは、日量15万バレルの原油生産能力を備え、約1,025メートルの深さの海上に係留される予定です。このプロジェクトは、OFSにとってMODECからの4件目のFPSO受注となります。これにより、OFSはますます重要なプレイヤーとしての地位を確立していくことが期待されています。
ガイアナのエネルギー産業への貢献
東洋エンジニアリングは、このプロジェクトを通じてガイアナのエネルギー産業の発展に貢献すると述べています。世界的にエネルギー需要が高まる中、ガイアナの資源開発は重要な役割を果たすことでしょう。このプロジェクトの成功により、ガイアナの経済成長にも寄与し、地域全体の発展に貢献することが期待されています。
また、OFSは2022年8月にTOYOとMODECが共同で設立した合弁会社で、FPSOのEPCI事業を専任しています。TOYOの持分比率は35%であり、これによりプロジェクトへの深い関与が確保されています。
結論
このHammerhead FPSOプロジェクトは、ガイアナにおける信頼性の高いエネルギー供給の一環であり、持続可能な開発に向けた重要なステップです。OFS及びTOYOは、この重要なプロジェクトを通じて、国際的なエネルギー市場での競争力を更に高めていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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東洋エンジニアリング株式会社
- 住所
- 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目1番地 幕張テクニカルセンター
- 電話番号
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043-274-1000