新職員室の誕生
2018-12-17 11:00:44
島根の高校とスイスデザインが生み出した新しい職員室「センセイオフィス」
新たな発想で生まれた「センセイオフィス」
2019年4月、島根県立津和野高等学校に新たな職員室「センセイオフィス」が誕生しました。このプロジェクトは、スイスの家具メーカー・ヴィトラとのコラボレーションによって実現しました。津和野高校は、人口減少による生徒数の減少と統廃合の危機に直面し、魅力を引き出すための改革に取り組んできました。
高校魅力化事業の進展
2011年から島根県が推進する「高校魅力化事業」を取り入れ、津和野高校は大きな変化を遂げました。この取り組みの一環として、全国でも珍しい「高校魅力化コーディネーター」を配置し、学校改革を進めました。
実際、2018年には生徒数が192名に増え、生徒の約2割が県外からの入学生となりました。こうした成果を上げるために、学校と地域をつなぐ取り組みや、地域課題をテーマにした学習活動を積極的に実施しています。
教員の職場環境の整備
教師の働き方改革が求められる中、津和野高校は職場環境の改善にも力を入れています。「センセイオフィス」という名称には、職員室そのものを再考し、教員の仕事に対する意識を変革したいとの思いが込められています。家具メーカー・ヴィトラが提供する快適な空間を通じて、教員は業務に集中しやすくなることで、生徒との関わりの質も向上することが期待されています。
「センセイオフィス」の設計
ヴィトラは、最新の働く環境と家具を用いて「センセイオフィス」を設計しました。職員室は従来の枠を超え、心理的なリラックスを促進し、協働作業をしやすい配置が施されています。また、デザイン性の高い家具が、職員の創造性を引き出す手助けをしています。
今後の展望
津和野高校は「高校魅力化」の理念を常に追求し、生徒と教員の両方にとって魅力的な環境づくりを続けていきます。この「センセイオフィス」の取り組みは、他校にとってのモデルケースともなり得る可能性を秘めています。教師が快適な環境で働くことで、教育の質の向上にも寄与することができます。
津和野高校の概要
津和野高校は、島根県津和野町に位置する唯一の高校で、地域に根ざした教育活動を実践しています。創立110年を迎えたこの学校は、幅広い地域課題を解決するための学びの場として、教員や生徒が共に成長できる環境を目指しています。
まとめ
島根県立津和野高等学校とスイスのヴィトラによる「センセイオフィス」は、教育環境を革新する一歩となりました。このような取り組みが全国に広がることが期待されており、教師の働き方改革と教育の質の向上に貢献することが望まれます。
会社情報
- 会社名
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島根県立津和野高等学校
- 住所
- 島根県鹿足郡津和野町後田ハ12−3
- 電話番号
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