Street Medical Talks 2025
2025-10-31 14:22:08

医療とデザインの架け橋「Street Medical Talks 2025」開催レポート

Street Medical Talks 2025 開催レポート



2025年10月13日、株式会社Look at Peopleの「Street Medical Labo」が主催する「Street Medical Talks 2025」が、東京・日本橋ライフサイエンスビルで開催されました。このイベントは、医療の分野にデザインと研究が融合することで社会問題を解決することを目指したプレゼンテーションイベントであり、第6期受講生の修了発表が行われました。

特別講演:未来に向けたビジョン


開会では、大阪大学大学院の教授、武部貴則先生が特別講演を行いました。彼は「ハッピーからヘルスへ」というテーマで、ストリートメディカルが目指す未来を描きました。講演の中で、日常的な場での行動変容を促すイネーブリング・ファクターの概念が紹介され、幸福と健康の関係や、愛知県蒲郡市が推進する『イネーブリング・シティ構想』について詳しく解説されました。

始まる刺激的なディスカッション


武部先生の後には、特別ゲストとして愛知県蒲郡市の副市長、贄年宏氏を含む数名が登壇しました。彼らは、地域におけるウエルビーングの取り組みを紹介し、医療とデザインがどのように地域社会に貢献できるかを語りました。受講生たちは、医療とデザインの交差点で生まれる新しいアイデアに刺激を受け、熱心に耳を傾けました。

第6期受講生の修了発表


イベントのメインイベントとして、7チームがそれぞれのプロジェクトを発表しました。最優秀賞に輝いたのは「Astro Penguin Project(宇宙ペンギンプロジェクト)」で、これはALS患者の意思決定支援をテーマとした取り組みです。他にも、女性のリトリート企画である「月の満ち欠け 私のリズム」や、入院生活のQOL向上を目指した新しい製品開発など、多岐にわたるプロジェクトが発表されました。これらの発表は、「病をみずして、人をみる」というストリートメディカルの理念を実証するものでした。

修了生の活動報告


さらに、第3期修了生の猪村真由氏が、彼女の取り組みである小児がん患児向け「あそびのスターターキット『アドベンチャーBOX』」について紹介し、第5期修了生の井上香氏が「こころまもり」プロジェクトの医療現場での実装事例を発表しました。これらの報告は、医療とデザインの融合が現実の問題解決につながることを示しました。

イベントのクロージング


最後には、来場者とメンターによる投票が行われ、最優秀賞が決まる興奮のひと時がありました。イベントを通じて、医療、デザイン、地域がどのように連携し、社会課題に対処していくのかが明確に示されました。今後、Street Medical Laboは学びを社会に還元するプラットフォームとして、医療とデザインのさらなる融合を進めていくことでしょう。

開催概要


  • - イベント名: Street Medical Talks 2025
  • - 開催日: 2025年10月13日(月・祝)14:00〜17:00(開場13:30)
  • - 会場: 日本橋ライフサイエンスビル 10F ホール
  • - 形式: 会場+オンライン配信
  • - 主催: 株式会社Look at People/Street Medical Labo

公式サイトでは今後の情報や詳細が更新されていくので、ぜひチェックしてください。
Street Medical Labo公式サイト


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会社情報

会社名
株式会社Look at people
住所
渋谷区円山町5-5Navi渋谷V 3F
電話番号

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